門下生の声

小笠原流礼法宗家本部には、多くの方々が入門し、学びを続けていらっしゃいます。
年齢層も幅広く、男女や年齢に関わらず、学んでいただけます。入門については、お気軽にご相談ください。

浦田長彦(40代)

職業:半導体営業コンサルティング

小笠原流礼法入門のきっかけ
かねてより武道を通じて日本文化の良さを実感しておりましたところ、小笠原流礼法に出会い、正式な所作や考え方を体系的に学びたいと思うようになり入門いたしました。
小笠原流礼法を学んでみて感じることや今後の目標
ある外国の方に「なぜコートの外側を内にして畳むのですか」と聞かれたことがあります。当時はその意味を知らず、質問にお答えできませんでしたが、現在は理由をお伝えすることができます。 今後も小笠原流礼法を学ぶことでなにげない所作の意味を理解し、円滑なコミュニケーションが図れるようになりたく存じます。
実生活に活かされていること
世間には礼法、作法、マナーなどの所作に関する情報が溢れております。そのため以前は何が正しいのかわからず所作に自信が持てませんでしたが、今は大切な場面でも慌てることが少なくなりました。また、礼法とは「〜しなければならない」と凝り固まったものではなく「相手を大切に思うこころ」を前提にTPOに合わせて対応することが大切と知り気持ちが楽になりました。

聖徳会(聖徳大学附属高校出身者の教室) 釜谷友梨子、倉持京佳、梨木ちあき、山﨑葵(20代)

梨木ちあき

職業:着物アドバイザー

小笠原流礼法入門のきっかけ
私が小笠原流礼法に入門したきっかけは高校での授業です。週に1度「礼法」の必修授業があり、身の回りにある折形・水引や所作の意味を学び、無駄のない目立たない立ち振る舞いとその根底にある「相手を思いやるこころ」に触れました。より一層動作やこころ持ちに磨きをかけ、実生活に用いていきたいと考え、入門を決意いたしました。
小笠原流礼法を学んでみて感じることや今後の目標
学んでいく中で礼法は堅苦しいものではないということ、無駄な動きを省いた洗練された動作は効率的なだけでなく、相手への配慮に繋がるということを感じました。小笠原流の伝書には「時宜によるべし」ということばがあります。「常に臨機応変な対応が大切であり、必ず一つに決まった正解はない」というこの教えは、動作のかたちだけにとらわれることなく相手を思いやるこころを大切にする、という考えの表れであると感じます。 日々の生活の中でちょっとした動作の中にも礼法が現れる場面がありますが、いかにも「礼儀作法を学んだ者ですよ」と主張せず、誰にも気付かれないくらい自然な動きに磨き上げたいと思います。
実生活に活かされていること
実生活では、自分よりも立場が上の方と接する場面、また職場でも学んだことが活かされています。たとえば書類やペンを渡すときにペン先を向けずに相手が取りやすい向きに傾けて、すぐに書けるようにする。着物を着ての所作やお客様に向けたお手紙を書くときにも活用しています。また日々の生活の至るところに相手を思いやるこころが存在していることも感じながら過ごしています。

服部希燿

職業:小笠原流礼法講師

小笠原流礼法入門のきっかけ
入門のきっかけは、母校であり勤務先でもある、聖徳大学附属取手聖徳女子高等学校です。 さらに礼法のお稽古を続けようと思ったきっかけは、母です。音楽大学に進学する私の将来を心配した母が、手に職をと考え、お稽古に通うことを進めてくれました。今ではそのことを、とても感謝しております。
小笠原流礼法を学んでみて感じることや今後の目標
小笠原流礼法を学び始めて15年経ちますが、まだまだ分からないことも多くあります。 それは、「礼法に正解は無い」と感じるからです。
中高生と関わる機会が多く、生徒たちはとても柔軟な考え方を持っています。生徒一人ひとりが考える「相手を大切に思うこころ」を大切にしながら、これからも一緒に礼法を学んでまいりたいと存じます。
実生活に活かされていること
姿勢を実生活に活かしております。 小さい頃は猫背気味でしたが、礼法を習い始めたら姿勢がよくなった。と家族によく言われます。もちろん常に姿勢を保つことは難しいですが、気づいたら姿勢を正し、こころと身体の健康づくりをいたしております。