マロンシャンテリーとマロンシャンティイ

あるホテルが6月末で営業を終了なさると伺い、何度かホテル1階のカフェにマロンシャンテリーをいただきに足を運びました。
そのホテルと同系列の別のホテルにもマロンシャンテリーがあ7.5メインるのですが、メニューにはマロンシャンティイと記されています。オーダーして運ばれてきたものは、前述のマロンシャンテリーと見た目は同じです。
さらに、宴会場やレストランを営まれている、ある会館1階のカフェでもマロンシャンテリーをいただくことができます。
ちなみに、3店すべて東京都千代田区にあります。

その後、調べてみると、3店目の会館の初代製菓長が
モンブラン7.52まいめ(白い山のデザート)から、日本人に向けて1850年ごろにマロンシャンテリーが発案されたことがわかりました。
白い雪を見立てた生クリームのなかには、栗をたくさん使用した山が隠れている、素敵なお菓子です。のちに、こちらの会館にいらした方が2店目のホテルの総料理長に就任なさったことで、マロンシャンティイが提供されるに至ったそうなのです。
写真の通り、見た目が似て然るべきです。

ホイップクリームは、英語でシャンテリークリーム、フランス語ではクレーム・シャンティイ。パリから北40キロくらいに位置するシャンティイ城がクレーム・シャンティイの発祥の地という説があります。このお城の宮廷料理人が生クリームにお砂糖を混ぜてホイップしたということなのです。
それぞれの菓子名には、名付けられた何某かの理由があるはずで、そう考えるとお菓子をいただく楽しさが増します。

皆様は、お好きなお菓子の名前の由来をご存じですか。

視線の動きから

以前も視線について触れましたが、剣道などで遠山(とおやま・えんざん)の目付といわれることがあるように、礼法においても視線については一点を凝視するのではなく、遠くの山の景色全体を見るような気持ちで相手を見ることが好ましいとお伝えしています。やわらかい視線で相手の目を見ることで、相手を信頼している思いを伝えることもできます。

さて、「相手の視線はどこに置かれているのか」を判断できるのは、白目があるからこそといえましょう。他の霊長類には人間のような白目はなく、人と人とが育む人間関係に、白目は大切な存在なのです。

また、「目はこころの窓」というように、相手の感情が目元の表情からわかるというだけでなく、私たちは視覚に入る人やものから状況を察し、判断し、ときには感動を得ることもできます。

人間関係に欠かすことのできない眼ですが、白目の存在にあらためて感謝!IMG_4370

そろそろ一年の折り返しとなりますが、体調管理をこころがけて過ごしてまいりましょう。

 

 

手の表情に気づく

先週、東京都品川区の品川女子学院にて、中学校1年生を対象にお話をする機会を頂戴いたしました。

毎年講演に伺っていますが、今年も雑談をせずに真摯な態度で受講なさる姿が印象的でした。

メイン

なぜ礼法が大切なのか、という話から始め、前半の第一部では基本動作についてもご紹介いたしました。

生徒の方の中からお一人、壇上に上がり、姿勢とお辞儀を行っていただいたのですが、そのさいに「姿勢を整えるときに気をつけていることは何 ですか」という問いに、「背筋を伸ばして、指先を揃えることです」と答えてくださいました。

聞くと当然、と思われるかもしれませんが、他校の授業や企業研修等でも、礼法をご指導する前から指先に意識が及ぶ方はほとんどいらっしゃいません。

階段を下りて席に戻るまで、同級生からの拍手が続いて微笑ましい空気に包まれました。

第二部では、企業を訪問するときの心得を中心にお伝えしたのですが、お土産の渡し方についてはお二人に登壇いただいて、紙袋と箱を用いて実技を行いました。

「相手が取りやすいように紙袋の取っ手を向けて渡しました」というご説明をしっかりとなさり、恥ずかしがらずに笑顔で対応なさることもご立派でした。

小さめで

清楚で凛とし、輝いて見える生徒の方が多かったので、その理由を講演後に担当くださった先生とお話することもでき、女性の魅力に清潔感を欠かすことができないというお話に至りました。

若い世代の方々がこの点に気づき、素敵な女性が増えますことを願っております。

水無月をいただいて

6月になると、和菓子店で見かけるお菓子に水無月があります。
このお菓子は、以前のブログでもご紹介いたしましたが、京都などでは「夏越の祓」にいただくお菓子。
夏越の祓は水無月祓とも呼ばれ、6月晦日に穢れを祓い、無病息災を願って茅の輪をくぐります。

また、このお菓子の起源でもある「氷の朔日」という、旧暦6月1日、氷室に保存されていた氷を出して宮中に献上された行事もあります。

貴族は氷を口にすることで邪気を祓いましたが、一般的に氷は手の届かないものだったため、氷をかたどって三角形のお菓子を食べるようになったのです。
ういろうの台は氷、上にある小豆は邪気を払うと考えられています。

過日は友人から、抹茶のういろうで作られた水無月を頂戴し、おいしくいただきました。
今月末には、毎年伺っている神社で茅の輪をくぐり、半年分の穢れを祓って、7月からも健康的に過ごしたいと思います。img 6.21

メモを取るお姿から学ぶ

先週、都内のある場所でビジネスマナーを中心に講義を行う機会をいただきましたが、安全と安心のため、お部屋の後方までお席を設け、間隔をゆったりとあけてくださいました。
講義時間はおよそ90分でしたが、お仕事後のお疲れはどなたからも感じることなく、むしろ積極的に話を聞いてくださり、終始話をしやすい環境で感謝するばかりです。

姿勢についての講義では、目の表情の大切さをお伝えしたのですが、マスクをなさっていても十分に皆様の笑顔が届いてまいりました。
また、メモを取ることに重きがおかれてしまうと、相手の話をひとことも聞き漏らさないようにという意識も働き、かえって話全体を俯瞰して理解することが難しくなる可能性が否定できず、姿勢は前屈みになりがちで望ましくありません。
一方、話をしている人の目を見ながら、時折、手元を確認してメモを取るお姿はなんと美しく素敵であるか、ということを参加なさった方々を拝見して改めて感じました。

本日は夕方からビジネスマナーの講義をいたしますが、参加なさる方々の貴重なお時間が少しでも有意義なものとなりますよう、精一杯努めたいと存じます。IMG_4275

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