階段

20200312昔から美しい階段を見るとこころが弾みます。
写真の階段は、最もこころ惹かれるホテルのロビーそばにある階段です。

階段といえば、膝を痛めてしまって病院へ行ったところ「階段を下りるときは体重の約3倍の負担が膝にかかります。しばらくの間は絶対に階段を使用しないでください」といわれてしまいました。
しかしながら、エレベーターがどこにでも設置されているわけではありません。
公の場で皆様にご心配をかけるようなことはできる限り避けたいとも思います。

そのようななか、先週のブログでもご紹介した聖徳大学附属小学校の卒業式へ出席するにあたり、ご臨席の方々の目に立たずに檀上まで歩いていくことのできる経路について、礼法を担当している師範の方が校内の写真に矢印を記して送ってくださったのです。
また礼法を担当している別の師範の方からは、式の流れについての細やかな説明をメールで頂戴いたしました。
当日もお二人がそばについてくださったからこそ、安らかな時間を過ごせたと思います。

週末は国内出張の折、積極的に足を気遣ってサポートくださった航空会社のスタッフの方のおかげで、安心して飛行機に搭乗することができました。

惜しみない配慮をくださった方々の素敵なおこころに深く感謝申しあげます。

力強くはばたきます

20200312 1昨日は、聖徳大学附属小学校の卒業式に伺いました。
通常とは異なり、時間も短縮して行われましたが、素晴らしい卒業式でした。

毎年、卒業生が在学中の思い出を歌とメッセージで披露するところ、卒業生全員でフォリャ作曲「恋は魔術師」が演奏されました。
一人ひとりの真剣な眼差し、校長先生が思いを込めながら見守るお姿、ご臨席の皆様の温かな笑顔、全てがひとつになった瞬間でもありました。
演奏後に卒業生全員が立ち、「力強くはばたきます」と家族の方々に向けて発せられたことばの印象があまりにも素敵で、涙なくして拝聴することができませんでした。

卒業生退場のさいに流れた曲は、息子の小学校卒業時の謝恩会でお母様方と合唱した曲。
私ごとで恐縮ですが、明日に予定していた息子の大学の卒業式は中止されましたが、このたびの小学校卒業式への出席により、個人的に母親としての節目を迎えることにも繋がりました。
予定していたことを中止するのは苦渋の決断ですが、予定していたことを遂行するのも数々の労苦があるのではないかと拝察いたします。

卒業生の皆様がそれぞれの目標に向かって力強くはばたかれますことをお祈りいたします。20200312 2

ヘアピン

湿気の多い日は、おろしていた髪の毛を急にまとめたくなることがあります。
先日は出張で宿泊先のホテルに向かう途中、傘を携帯していなかった状況下で突然の雨に見舞われ、全身が濡れてしまいました。
まずはチェックインをして客室に向かい、身だしなみを整えようと鏡を見ると、髪の毛も濡れてだらしのない髪形になっていました。
あわてて髪をまとめようと思い、何度もポーチの中からヘアピンを探したのですが、持参することを失念していました。

IMG_0533そこで、無理とは思いながらレセプションの方に事情を説明すると、すぐに小分けの袋に入ったヘアピンを、しかもメッセージカードつきで部屋に届けてくださったのです。
お客様の要望にはできる限り応えるように、というマニュアルはあるかもしれませんが、ヘアピンにどのようなことばでメッセージカードを添えるのか、ということまでは決められていないはずです。
一人のスタッフの方によって、滞在先のホテルが自宅のように居心地の良い空間と思える瞬間でもありました。

素敵なおこころを感じることのできたこのたびのご対応に感謝いたします。

冬眠から目覚める頃

前回のブログでもふれた啓蟄。
啓蟄は二十四節気、すなわち1年を24にわけた季節のひとつで、2020年の啓蟄は今日、3月5日です。

20200305また啓蟄は日のみならず、春分の前日までの約15日間を指します。
啓蟄は、蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)、冬眠していた虫が目覚めて地上にはい出る頃という意味からきています。
朝晩は冷えますが、暖かな日差しを感じる日も増え、だんだんと春に向かっていることを予感します。

「啓」には「閉じたものを開く」「教え導く」「出発する」などの意味があり、啓蟄はとても素敵な期間なのです。
昨日は聖徳大学附属女子中学校・高等学校、本日は聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校の卒業式に伺いましたが、門出にふさわしい日ともいえましょう。

今年は暖春のため、桜の開花時期は平年よりもかなり早まるという予想が出ています。
桜を愛でる頃には、皆様のおこころを煩わせることがひとつでも少なくなり、穏やかに新しい期が開くことを願うばかりです。

雛人形を飾る期間

「雛人形はいつから飾ってよいの」と友人から聞かれました。
基本的に立春頃から飾ってよく、2月19日頃の雨水の日に飾ると縁起がよいともいわれます。

また3月2日は上巳の節供(雛祭り)の前日です。
したがって、基本的には、本日のお飾りは「一夜飾り」となり好ましくありません。
一方、厄を祓うという意味では、明日の上巳の節供は男女にかかわらず大切に過ごしていただきたいと思っております。

ところで、昔は上巳の節供を過ぎても雛人形を飾っていると良縁に恵まれないといわれました。
厄を祓うための飾りをいつまでも置いておかないほうがよい、あるいは節目を守るというしつけの観点からそのように捉えられていたのです。
旧暦で考えるとその限りではありませんが、しかしながら季節を先取りする日本の文化から鑑みると、啓蟄の3月6日から中旬頃までの片付けるとよいでしょう。
ただし、清明の4月5日頃までとする地域もあるようです。
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上巳の節供に向けて、門下の方から雛プレートを頂戴いたしました。
和洋室どちらにも合う素敵なプレートを、しばらくの間、オフィスに飾っておきたいと思います。

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