立冬と鍋

IMG_3446今年の立冬は、11月8日です。
立冬は二十四節気の一つで、旧暦では、この日をもって冬の始まりとしたのです。

立冬の日、あるいは立冬の期間(今年は11月8日から11月21日まで)に食べるものが決まっているわけではないのですが、食品メーカーのヤマキ株式会社によって明日11月7日は「鍋の日」と制定されました。
「11(いい)7(な)べ」という語呂合わせと、「家族で鍋を囲んで団らんを楽しんでほしい」という思いから11月7日が選ばれたようです。

鍋の日といえば、過日、あるお店でもつ鍋をいただきました。
今まで勝手なイメージでもつ鍋を積極的にいただくことがなかったため、人生初のもつ鍋でしたが、全く臭みがなく、別のお皿に添えられた明太子を入れると味の変化も楽しむことができました。
今の年齢になって出会うことのできたもつ鍋、今年の冬は何度かいただきたいと思っています。
皆様も、明日はお鍋を召しあがってみてはいかがですか。

明日は文化の日

IMG_348711月に入りました。
11月最初の祝日は3日の文化の日です。
「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことが趣旨で、1948年(昭和23年)に制定されました。
また、ご存じの通り、戦争放棄を憲法で宣言した日でもあります。

もとは昭和2年に明治天皇の遺徳を偲び、明治天皇のお誕生日に「明治節」として、祝日に制定されていました。
第二次対戦後、明治節は廃止を検討され、1946年11月3日に新しい憲法が公布されたことを記念して、2年後に文化の日と定められたのです。

また、この日は晴天が多く、特異日(1年の中である特定の日に前後の日と比べて偶然とは思われないほど多くのある気象状態が現れる現象やその日)とされています。

世界中の人々が平和な環境のもと、自国の文化への理解と誇りを持ち、自由に行動しながら周囲の人々と、さらには他国の人々との温かなこころの交流を育み、互いに尊敬の念を深める日が訪れることを心底より願うばかりです。

皆様におかれましては、素敵な週末をお過ごしください。

ハロウィンの仮装

IMG_3394明日はハロウィンの日です。
キリスト教では、聖人を崇拝する万聖節が11月1日、その前夜祭が10月31日のハロウィン、11月2日は万霊祭とされています。

万聖節とはキリスト教のすべての聖人を記念する祝日です。
万霊節とはカトリックにおいて、すべての逝去した信者の霊を祀る記念日で、万聖節の翌日の11月2日です。
2日が日曜の場合は3日に行われ、死者の記念日ともいいます。
また古代ケルト、古代ローマ、キリスト教の三つが融合してハロウィンが生まれたともいわれます。

この時期、街では仮装をする人の姿を目にします。
ハロウィンの仮装には、死後の世界からやってくる悪霊に仲間であると思わせ、同じような扮装をして身を守る、という意味があります。
行事を楽しむ一方で、このような理由にもふれながら、先祖や秋の収穫に感謝するこころを忘れずに過ごしてみてはいかがでしょう。

デニムを育てる

IMG_3279過日、恐縮ながらプライベートでの装いの変化について記しました。
さらに私の興味はデニムを育てることに向かっています。
デニムは作業着として誕生したことからカジュアルな印象が強いかもしれませんが、状況によって、あるいは着こなしによって素敵な装いとして活用することができると思うのです。

年月を重ねると、デニムは色落ちします。
たとえば、脚の付け根あたりには「ヒゲ」と呼ばれる、シワに伴う色落ちをします。
つまり、擦れた場所は色が薄くなるので、色の濃淡ができるわけです。
あるいは、膝裏には「ハチノス」と呼ばれる、蜂の巣のようなシワ状の色落ちが着る人の体型や日常の動きにあわせて自然に入ります。
デニムは耐久性がありますので長くはき続けることができ、ものを大切にすることに繋がります。
また、体に馴染んでいくことで、その人らしさが表現されていく魅力もあります。

ところで、本日10月26日は「デ(ten=10)ニ(2)ム(6)」との語呂合わせからデニムの日とされています。
岡山のデニム製品の素晴らしさを多くの人に知ってもらうことを目的として制定されたとのことです。

先日購入したデニムが少し大きかったのですが、洗濯をするとサイズが小さくなると伺って、すぐに自宅の洗濯機で洗って乾燥機で乾かしました。
すると、全体が縮むだけでなく、革パッチ(ウエストについているラベル)までが驚くほどに小さくなってしまいました。
あわてて購入したお店に持って行き、製造元で新しくパッチを付け直していただいて事なきを得て、私の手元に戻ってきました。
これから、このデニムに私らしさをのせて大切に育ててまいりたいと思います。

十三夜と月の神

132764_s今年の十三夜は、10月27日です。
旧暦9月13日に行われ、日本固有ともいわれる行事です。
十五夜は新月から数えて15日目、十三夜は13日目ですので、満月ではありません。

また十三夜は、豆や栗を供えることより、豆名月、栗名月とも呼ばれています。
十五夜(今年は9月29日)の月を見ずに十三夜のみを鑑賞してしまうと、片月見、あるいは片見月といって、縁起のうえで好ましくないともいわれてきました。
一方、十五夜と十三夜の両方の月を愛でることを「二夜の月」などとも呼びます。
小麦の名月といって,この夜の天気で翌年の農作の豊凶を占う地域もあると聞きます。

さて、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、月の神様は、月読尊・月読命・月夜見命(つくよみのみこと)です。
「古事記」では、伊邪那岐命(いざなきのみこと)のみそぎの際に生まれ、「書紀」本文では伊邪那岐命・伊邪那美命(いざなみのみこと)の間の子と伝えられています。
月の神様は、農耕や漁業を司るともされてきました。

27日は、大豆や栗などをいただきながら、秋の実りに感謝して過ごしたいと思います。

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