かもがわの桜

今年、東京の桜の開花は観測史上で最も早く、今週には満開になるという予報がされていた通りに靖国神社の桜は咲き誇っています。
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先週、京都に住む友人が「今日の賀茂川の桜」というメッセージとともに写真を送ってくださいました。
そのときのことです。
加茂川、賀茂川、鴨川、それぞれの漢字の違いについて興味が湧きました。

まず鴨川は、Yの字で表されることがあります。
左手北西から流れる上流の川が賀茂川、右手北東から流れる上流の川が高野川、その二つの川が賀茂大橋辺りで合流して一つになると鴨川。
上賀茂神社、下鴨神社、それぞれにちなみ、高野川合流点から上流を賀茂川、下流を鴨川と書くようになったといわれることが多いようです。
現在は上流下流に限らず総称として鴨川と書きます。
どちらの神社も賀茂氏の氏神で、もとは賀茂社と呼ばれるひとつの神社でした。
また上賀茂神社は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)、下鴨神社は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)が正式の名称。
さらに、友人のように「加茂川」と記すこともあり、幼い頃から慣れ親しんできた漢字を使うとも聞きます。

さて、毎年5月15日に行われる葵祭、正式には賀茂祭と呼びます。
残念ながら今年も新型コロナウィルスの影響により、約8キロの距離を、平安装束をまとった方々が練り歩く路頭の儀は中止されるとのこと。
京都が大好き、と思いながらも、かもがわの漢字に関する意味を理解していなかったことに反省しつつ、来年は久しぶりに京都にて葵祭を拝見できますように。

安心感

過日、お世話になっている方より、一昨年に撮影した写真を送りたいからと、住所を尋ねられることがありました。
そこで、LINEにて住所をお知らせいたしました。

2693039_sしばらくすると
「アドレス帳にご住所をメモさせて頂きました。個人情報なので、LINEのメッセージからご住所削除させて頂きますね。ありがとうございました」
というお返事を頂戴したのです。
相手の方は母よりも年齢を重ねていらっしゃるのですが、常におこころを働かせて接してくださる、素敵なお気遣いに痛み入ります。

様々な連絡手段がある中、便利なものを使用するときほど相手に不安を抱かせないよう、細心の配慮を忘れてはならないことを改めて教えていただきました。

頂戴したお写真を大切に保管したいと思います。

小さなこころ遣い

IMG_3642遠方に住む友人が、旅行先で撮影した写真を送ってくださいました。
ある旅館が気に入っていて、今回もそちらに滞在したとのこと。
そこで、気に入っている理由を尋ねました。

「働いているスタッフの誰もが親切で雰囲気がよいの」という理由に続けて、「小さなことなのだけど、お風呂近くに飲み物とフリーのアイスキャンディーが設置されていて、コロナ禍ではその一つ一つがジッパーつきのプラスチック袋に入っている。さらに、自動販売機の横には飲み物を何本か買ったときに使えるようにと手さげ袋が置いてあるの」とも話してくれました。

小さな配慮の積み重ねが人に感動を与えます。
お客様の立場で考えられている様々な工夫が素晴らしいと思いますが、さりげないこころ遣いに気づく友人のお人柄も素敵です。

落ち着いたら一緒にそちらの旅館に行きましょう、と友人と約束しました。
その約束が実現する日をこころ待ちにしています。

こころの結集

IMG_3654一昨年、ホームページリニューアルを決めてから約1年半が経過いたしましたが、先週、念願の新しいホームページを公開するに至りました。

ご覧になる方に少しでも礼法を身近に感じていただきながら、和やかなお稽古の雰囲気をお届けするにはどうしたらよいか、ということを制作会社の方、門下の方、スタッフとともに何度も話し合いました。

門下の方々には小笠原伯爵邸の教場に足を運んでいただき写真を撮影を行ったのですが、異なるお教室の方同士の交流もあって私自身が貴重な時間を過ごすこともできました。

会員向けのページでは、即時に新しいお知らせや情報などを更新するよう努めてまいる所存でございます。

ご協力いただいた方々、門下の皆様、ホームページをご覧になる全ての方々に衷心より御礼申しあげます。

多くの方々のおこころの結集ともいえる新ホームページを皆様の素敵な日常生活に活かしていただくことが叶いましたら幸甚に存じます。

卒業式での答辞と演奏

東日本大震災から10年、お亡くなりになった方々とご遺族、ならびに被害に遭われ未だ不自由な生活をなさっている方々におかれましては、心底よりお悔やみとお見舞いを申しあげます。

先週は聖徳大学附属女子中学校・高等学校と聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校、昨日は聖徳大学附属小学校の卒業式に伺いました。コロナ禍で、ご来賓はほとんどいらっしゃらず、通年と比べて時間短縮だったのですが、素晴らしい卒業式でした。

なかでも、各校の答辞は印象深いものがありました。

IMG_3594日常生活が変化しても人との結びつきが途絶えないように知恵を出し合った。
困難をしなやかに乗り越えたいと思った。
などの聖徳大学附属女子中学校・高等学校の答辞は、ほかにも「女子校として最後の卒業式」というおことばが胸に残りました。
(こちらの学校は4月より男女共学で校名は光英ヴェリタス中学校・高等学校に変更)

聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校の答辞もこころに残りました。

IMG_3590予定されていた行事の数々が中止となってこころが折れそうになったことがあっても、コロナ禍だったからこそ人との関係を密にすることができた。
担任の先生からの、いつでもあなたたちの味方です、ということばに支えられた。
勉強は好きではないけれど授業は楽しくて大好きだった、という可愛らしく素直なおことばて会場内は、より和やかな雰囲気になりました。

小学校では毎年、卒業生と在校生が数々の思い出を美しい歌声にのせて披露なさるのですが、今年は卒業生がジョルジュ・ビゼー作曲のアルルの女を演奏されました。
柔らかな音から最後は力強い音となり、これから様々な困難があっても勇敢に乗り越えていらっしゃる姿をも想念させ、会場内の皆様のおこころが感動でひとつになりました。

IMG_3650さらに各校ともに皆勤賞、精勤賞授与者が多く、ご本人とご家族の方々のご努力にも感激いたしました。

卒業生の皆様が新たな気づきと成長を重ねながら、より素敵な未来に向かって、健康に留意しながら幸多き日々をお過ごしになりますことをこころよりお祈りいたします。

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