たけのこ

IMG_0695今年も友人が京都の日本料理店にお願いし、たけのこご飯を送ってくださいました。
香りと味わいを損ねないようにという配慮から冷凍せずに保冷剤のみが使用され、午前中到着の宅急便にて拝受し、帰宅後に美味しくいただきました。

たけのこは成長が早く、まっすぐ天に向かって伸びます。
寒さに負けない強い生命力と繁殖力が高いことから、「立身出世」や「子孫繁栄」に繋がる縁起のよい食べ物と考えられてきました。

たけのこの節にある白い粒状のものはチロシンというアミノ酸の一種で、脳を活性化する働きがあります。
たけのこには、ビタミンや食物繊維も豊富に含まれています。

image0-2また、たけのこの皮を剥くのが面倒、と思う方もいらっしゃるかと思いますが、皮には野生の動物に食べられないように、という大切な役割もあるのです。

旬の食材には様々な効能があるものが多いので、健康維持のためにも積極的にいただきたいと思います。

責任感

26261842_s皆様、ゴールデンウィークはゆっくりとお過ごしでしたか。
旅行にお出かけの方、あるいはお仕事をなさっていたという方もいらっしゃるかと思います。
私は久しぶりにお会いする友人や知人と食事やお茶をご一緒したり、直門のお稽古をするなかで、新しい本の出版に向けて原稿の執筆をしておりました。

さて、本日より新型コロナウィルスは5類感染症へと移行しました
ゴールデンウィークの前から、外出する人が多くなってきた中で感じていることがあります。
すでにマスクに関して、個人の判断に任せる、という場が増えていますが、そこには「他者に迷惑をかけず不快感を与えない」という、各自の責任感が欠かせないと思うのです。
たとえば、咳が出たらハンカチで口元を覆うことは、新型コロナウィルスにかぎったことではなく、誰もが持っていると好ましいこころ遣いです。
楽しみにしていた会食であっても、体調が少しでも悪ければ、断る勇気が必要かもしれません。

今日を一つの節目として、対面で人と会うことのできる喜びを自己中心にならずに周囲への優しい思いやりで表現できるよう、行動に対する責任感を伴いながら過ごしてまいりたいと思います。

作法の理由と鶴

IMG_0517今日から5月に入りましたが、暖かな日が続き、6日の立夏を待たずして初夏の陽気を楽しんでいらっしゃるのではないでしょうか。

さて、先週は小笠原伯爵邸へ三日間ほどまいりました。
その一つは、お世話になっている方からのご紹介により、レストランのメインダイニングにてある会の懇親会が行われた折、冒頭10分間ほど礼法について、次のようにお話をいたしました。

作法は、理由があるからこそ伝承する意義があり、理由の根底には相手や周囲に対する温かなこころの存在が欠かせません。
また理由がわかると、たとえ作法を忘れてしまったとしても、ご自身のこころで思い出すことができます。
その一つの例として、手の重ね方について考えてみたいと思います。
椅子に座り、腿の上に手を重ねて置く場合、左右のどちらの手を上になさっていますか。
武士は、右手で刀を抜くため、その手がすぐに動かないように左手を上に重ねる。
それによって、敵意がないことを表します…(略)。

このほかにも手の重ね方に関する理由をご説明したところ、皆様が頷きながら聞いてくださり、その後はお食事をご一緒させていただきましたが、食事中も作法の理由について様々なご質問を頂戴することができました。
皆様が大変温かく接してくださったおかげで、あっという間に時間が過ぎました。

image0さらに、おみやげに頂戴したのが写真の鶴です。
折り紙でできているように見えるのですが、実は建材にも使用される金属を、板金職人の方の技によって丁寧に作られています。
オフィスに、大切に飾りたいと思います。

ゾウ

26279307_s日本にはじめてゾウがきたのは、室町時代の1408年といわれています。
その後、1729年には徳川吉宗に対して、現在のベトナム生まれのゾウが中国の商人から献上されました。
長崎に着いたゾウは江戸に向かう途中、4月28日に京都にて中御門天皇に披露されたことにより、この日が「ゾウの日」と決まったそうです。
さて、ゾウというと小学生の頃に小笠原の祖母と交わした会話で忘れられない思い出があります。

祖母は私に
「目の不自由な方にゾウを説明するとしたら、何とお伝えしますか」と尋ねました。
その問いに対してどのように答えのか、詳細は忘れてしまったのですが、祖母からの話は次のようにしっかりと記憶しています。
あなたの説明は、目が見える方に対するものです。
皮膚はどのような感じなのか。
匂いはするのか。
鼻はどのくらい長くて、どのようなものを取ることができるのか。
一部分ではなく全体を説明する。
それはゾウについてだけでなく、あらゆることに共通する、ということを祖母は教えたかったのだと思います。

人は、自分の物差しで判断してしまいがちです。
しかしながら、年齢や性別によらず、常に物ごとを俯瞰して考え、判断することは社会生活に欠かせません。
京都の友人から何度も、京都市動物園が素晴らしい、と伺っています。
出張の折、ゾウに会いに行きたいと思います。

ハナミズキ

26320228_s少し前のお稽古の折に門下の方が「今年は桜の開花が早かったですが、ハナミズキもすでに満開ですね」と話してくださいました。

ハナミズキが日本に来たのは、今から108年前のことです。
1912年に日本から米国へ6040本の桜の苗木を贈った返礼として、1915年に当時の米国大統領ウィリアム・タフト氏より、日本へ白花とピンク花の苗木が計60本贈られました。
原木は現在、東京都立園芸高等学校にある1本のみのようです。

25956267_s都内のハナミズキの名所の一つである日比谷公園。
最初に日本へ贈られたハナミズキの苗木のうち、何本かは日比谷公園に植えられたようですので、原木ではなくても感慨深く愛でることができるのではないでしょうか。
来年は、日比谷公園のハナミズキを観賞したいと思います。

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