網目模様のお茶碗

IMG_2748あるところでお食事をしたさい、お茶碗を手に取りながら「美しくて持ちやすいお茶碗ね。小さな頃に網目模様のお茶碗を使うと中風にならないと聞いて不思議に感じたことを思い出した」と母が話してくれました。
中風とは脳血管障害の後遺症を指すようですが、なぜそのような言い伝えがあるのか、不思議に思いました。

簡単に調べてみると、網目は同じ模様を繰り返すことから「連続する」「永遠に続く」ことを表し、網が福を取ることにつながるとも考えられていたようです。
また、網目模様は着物にも用いられますが、漁師の用いる網の目に通じて一網打尽で敵を打ち負かす、ともされてきました。

ふとした会話から、日本の言い伝えを知ることができました。
近々、網目模様のお茶碗を購入したいと思います。

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