礼法授業で学んだことを活かす

IMG_9514過日、光英VERITAS中学校・高等学校後援会礼法部の方々へのテーブルマナー講習会を小笠原伯爵邸のレストランにて行いました。
礼法部を指導くださっている師範の先生を含め20名ほどの参加者のうち、お父様も1名参加くださり、講義後には3年ぶりにお食事をしながら様々な話題で会話が弾みました。

中でも印象的だったのは、成人式に関するお話です。
ある部員の方は、お嬢様が成人式の日に神社へおまいりに出かけるにあたり、あらかじめ着物での所作に関する心得を伝えるべきかどうか、考えていらしたそうです。
特に何もお伝えしないままお出かけになったところ、お嬢様の歩き方や振る舞い全体が美しかったとのことでした。
「そのようにできたのは聖徳での礼法授業があったおかげです」という光栄なおことばも伺うことができました。
礼法授業を通じて、立ち居振る舞いの基本をしっかり身につけていただけることを改めて教えていただき、嬉しいかぎりでした。

また、高校卒業後も小笠原流礼法宗家本部直営教室に通ってくださっている方々のお母様も部員にいらっしゃるのですが、「礼法が本当に好きな様子です」「お教室の日は帰宅後に学んだことを話してくれます」と教えてくださいました。
お稽古を続けてくださっているか否かに関わらず、卒業生がこれからも礼法の授業で学び、身につけたことを実生活に役立てていだたけることを願っています。

さて、明日は上巳の節供です。
お雛様を飾ることが難しい方は、邪気を祓うとされる桃の花をお部屋に飾る、あるいは草餅を召しあがるなどして、お過ごしになってみてはいかがですか。

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