研修風景
某自動車会社様からのご依頼で、開業時より現在に至るまで、接客応対の研修に関わらせていただいています。
現在は全国に約170店舗あるのですが、各店舗からのご依頼で講師が現地に伺い、ご要望に応じた内容でご指導の機会を頂戴しています。
この研修に18年間携わってくださっている師範の講師が先日、鹿児島の店舗に伺うさいのことです。
研修の数日前、「新型コロナウィルス感染拡大の影響で3年ぶりに鹿児島へ伺います。こちらは以前、社長やスタッフの方々に大変よくしていただいた店舗ですので、御礼の気持ちも込めてご指導に行ってまいります」とのメールをいただきました。
研修日から数日経ったときのことです。
講師から、空港へ店舗のスタッフの方がお迎えにきてくださり、6時間ほどの研修後には楽しいお食事のひとときを頂戴し、翌日は観光にまで連れて行ってくださったことなど、感謝のことばがたくさん散りばめられたメールで報告をいただきました。
小笠原流礼法のこころとかたちをお伝えする研修の機会を頂戴することは、それだけでこのうえなく光栄であり、感謝するばかりです。
さらには、クライアントでいらっしゃる方々が、このように講師に寄り添ってこころを通わせてくださり、研修以外の貴重なお時間までもご一緒くださるお気持ちに、御礼のことばが見つかりません。
皆様の温かなおこころ遣いに対して、私共は謙虚な気持ちと己の立場を忘れることなく、これからも真心を込めて研修を行なってまいりたいと存じます。
また、このたびの研修のみならず、講師の方々が明るく、慎みのこころを持って研修や講義にお力添えをくださることに、日々頭の下がる思いです。
さて、鹿児島の店舗の方が素敵な研修風景のお写真を送ってくださいました。
講師から、「新しいスタッフの方にも、振る舞いや気遣いが受け継がれていて感心しました」とも報告を受けていたのですが、そのご様子が写真からも伝わってまいります。
車という「もの」に、スタッフの「こころ」が加わり、お客様が「電話やメールではなく直接店舗に足を運びたい」と思ってくださる居心地のよい空間をご提供できますよう、さらにはスタッフの皆様が「幸せ」をこころに抱きながら過ごしていただくきっかけづくり を目指して、微力ながら講師一同精一杯指導に努めてまいる所存でございます。