即成院と金光蔵菩薩

IMG_9825以前のブログでもご紹介いたしました、真言宗泉涌寺派の寺院で総本山泉涌寺の塔頭である即成院へ久しぶりに伺いました。
ご住職の平野雅章様とご子息にご挨拶の後、しばらくお話をしてから、お二方の素晴らしいお声によって、まるで心身が洗われるような荘厳なお経とともに祈祷いただきました。
ちなみに、現世極楽浄土と呼ばれる本堂内陣の本尊の阿弥陀如来と二十五菩薩は、寛治8年(1094)に作られたもので重要文化財です。

その後、ご住職より「こちらへ」とご案内いただくと、そこには二十五菩薩の金色の面が並んでいましたが、これらを用いて毎年10月の第3日曜日には二十五菩薩お練り供養が行われるそうです。
「この中で、こころに強く感じた面をお取りください」とのおことばで、恐縮ながら私が取り上げたのは第十二の金光蔵菩薩面です。
金光蔵菩薩とは、箏(琴)が持ち物で、黄金の徳を持つ菩薩と伺いました。
IMG_9806その面を持って本堂に戻り、お面を軽く顔につける体験までさせていただき感慨無量でした。

ご住職との写真撮影、さらには祈祷してくださったお数珠まで頂戴し、感謝するばかりです。
帰り際には、ご住職からのおすすめで美肌祈願がされているという祈願之塔にも直接触れることができました。
お優しいご住職のおこころ遣いにより、素敵な時間を過ごすことができ、深謝いたします。

IMG_9978さて、東京は桜が満開になっていますが、寒暖差に気をつけてお過ごしください。

 

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