二つの無躾

IMG_88823月に入り、卒業式シーズンとなりました。
先週より今週にかけて、光英VERITAS中学校・高等学校、聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校、聖徳大学附属小学校の卒業式に伺っています。

校長先生の式辞の中で、小笠原流礼法について、次の教え歌に触れていただきました。

「無躾は目に立たぬかは躾とて 目に立つならばそれも無躾」

この中には、
・躾、すなわち礼儀作法が身についていないと相手や周囲に失礼
・礼儀作法をいかにも知っている、とひけらかすことも相手や周囲に失礼

image0と、二つの無躾について説かれており、これらの間にある、自然で美しい振る舞いこそが大切であることを取りあげてくださったのです。
また今年も卒業生代表生徒による答辞がこころに響き、必死に涙を堪えながら拝聴いたしました。
さらに、卒業式閉会前には壇上にて美しい花束も頂戴いたしました。

さて、久しぶりにお会いした方から、その方のご子息が美大ではなく、全くことなる学科の大学に通いながら漫画研究会に所属し、大学卒業後、現在は漫画家として活躍なさっているお話を伺いました。
この方のように、大学在学中に興味を持ったことが職業になることもあるでしょう。
すべての卒業生がこれから進む道の中で、自分の好きなことや興味のあることに出会い、 努力を重ねながら、自分の未来を自身で切り開けることをこころよりお祈りいたします。

このページの先頭へ