ジェスチャーとベビーチーノ
門下の方がBBCの番組をYouTubeでご覧になり、お稽古時に以下のお話をなさったことがきっかけで、ジェスチャーについて皆様と考えることがありました。
人の話を聞いている最中に腕組みをしたら、相手とは異なる意見を持っている。
机に肘をついたら、相手の話に興味がない。
会話の途中で椅子の背にもたれかかりながら足を組んだら、相手を威圧しようとする気持ちがある。
相手の話に興味を惹かれると前のめりになる。
これらのことが番組内で紹介されていたそうです。
足の組み方については改めて触れたいのですが、膝から組む、あるいは足首のあたりを組むかによって印象を含めて異なります。
さて、前回のブログでご紹介したおみやげをくださった方からロンドンでの素敵なお話を伺ったことも、お稽古の中で触れました。
カプチーノに対して、こども向けにベビーチーノというスチームミルクにお湯が足されているものがあるとのこと。
調べてみると、スチームミルクにココアパウダーがかかっていることもあり、そうなると、さらにこどもはおとなの飲むカプチーノと同じ気分で嬉しく召し上がるのでしょう。
また以前、パリの美術館でも目にした光景ですが、ロンドンの美術館や博物館はこどもが優先的に、しかも無料で文化に触れることができるそうです。
日本に生まれ育つこどもたちが、美術のみならず、他者を慮る優しさをはじめとする豊かなこころを磨くことができるように、微力ながら努めてまいりたいと思う機会でもありました。