日本人らしさとは

IMG_8640過日、スリランカの紅茶のお店でカレーもいただけると聞いて友人と訪れてみました。
レジには日本人の女性スタッフ、料理を作り紅茶を入れてくださるのはスリランカの方と思われる男性スタッフがお一人いらっしゃいました。
バナナの葉で包まれたカレー、ピリ辛チキンをパンに挟んだもの、セイロンティーをオーダーしました。
「お待たせして申し訳ありません」「あと少しでできます」「是非またいらしてください」「ご来店ありがとうございました」と、何度も笑顔でことばをかけてくださったのは全て外国人男性でした。
お店を出てからすぐに「外国人スタッフの方のほうが日本人らしい接客だったわね」という友人のことばに、私も同じような印象を抱いていました。

その数日後、出張の移動で乗車した新幹線の中でのことです。
同じ列で通路挟んで向こう側、窓側の席に日本人男性が座っていらっしゃいました。
そこへ、外国人の年配の方が「こちらの席なのですが、隣に座ってもよいですか」と話しかけられると、日本人男性は美しい発音の英語で「もちろんお座りください」と優しくこたえられました。
その後も、お二人はしばらくお話を続けていらしたのですが、知らない人同士が隣の席に座ることをきっかけに会話が生まれるとは、何と素敵なことでしょう。
そのとき、ふと前述のスリランカ料理店で感じたことを思い出し、日本人同士だった場合には隣の席に座るときにこうしたことばをかけるのだろうか、という疑問が浮かびました。

先代が一子相伝の封印を解き、惣領家に伝わる小笠原流礼法を多くの方にお伝えしたいと思ったきっかけは戦後、日本人が本来持っているはずの思いやり、すなわち他者を大切に思うこころが薄らいできたことであったと聞いています。
その後、現時点に至るまで、日本人の他者を思う気持ちはどのように変化してきているでしょうか。

さて、11月20日に開幕したFIFAワールドカップ・カタール2022において、日本代表の躍進に勇気や感動をいただいていますが、日本サポーターのゴミ拾いする姿も話題になっています。
思いやりを含め、このたびをきっかけに改めて「日本人らしさとは何か」について深く考えてみたいと思います。

ところで、出張の折に訪れたホテルのロビーで、鮮やかなクリスマスの飾りを拝見することができました。
すでに12月となり、今年も残すところあと一ヶ月を切りましたが、皆様におかれましては体調に気をつけてお過ごしください。
IMG_8651IMG_8652

このページの先頭へ