香りを楽しむ

「香」という漢字、もとは「黍」と「甘」を組み合わせています。
「黍」は穀物の「キビ」を、「甘」は「甘さ」を表しているのです。
日本人にとって、香りは装いのひとつとして用いることもあれば、古くから空気を清浄化する、邪気を祓うものとしても活用されてきました。

日本においての香りといえばお香です。
お香は飛鳥時代に仏教の伝来の頃から用いられるようになり、室町時代の小笠原流礼法の伝書にもお香に関する心得が説かれています。
例えば、香水のつけ方にマナーがあるように、礼法にもお香を着物に薫き込めるさいの作法があります。

古代エジプトでは儀式などに香りは欠かすことができずミイラ作りに精油が使用され、フランスでは医療の分野において治療や薬として用いられてきました。
イギリスでは精油をもとにマッサージを行うなどして、こころと身体のバランスを整えるアロマテラピーが確立されています。

IMG_8475香りに関することといえば、お世話になっている方からロンドン発のフレグランスブランドである「JO MALONE」のバスオイルを頂戴いたしました。
熟したばかりの洋梨の瑞々しさを白いフリージアのブーケで包み、アンバー、バチョリ、ウッドなどでまろやかに仕上げられたイングリッシュペアー&フリージアの香りです。
寒さが深まってきた昨今、バスオイルを湯船に入れて15分から20分ほど浸かると、身体の芯から温まるだけでなく気分転換にもなります。

IMG_8586さて、イチョウは11月21日の誕生花の一つですが、外苑前のイチョウ並木は夜も多くの人で賑わっています。
冬が訪れる前に、秋の深まりを楽しみたいと思います。

このページの先頭へ