彼の来処を量る

旧暦8月25日(または28日)は、道元禅師の忌日。
鎌倉時代の禅僧で日本曹洞宗の宗祖であり、曹洞宗大本山の永平寺を創建した道元禅師は、食事に関しても貴重な教えを残しました。

たとえば五感の偈(げ)という食事の前に唱えることばは、私たちの日常生活においても欠かせない心得ですが、そのなかの最初の教えである
「一には功(こう)の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量る」
は、特に重要ではないかと思います。
この一文は、目の前にある食事がどのようにして作られているのか、食材の命の尊さや多くの人々の手間や苦労に思いをめぐらせて感謝をするということを示しています。
魚や肉、野菜や果物など、あらゆる食材の命をいただいて私たちは生きることができます。
24249680_sさらに、料理をしてくださる方がいるから食事をすることができます。
お子様に向けて食事の作法をご指導するさいには、特に「来処を量る」の教えは欠かせません。

今日は食事ができること、それに関わるすべてのことに感謝の念を深めて過ごしたいと思います。

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