今の時期に好んでいただくものの一つが鮎です。
川をのぼる鮎の姿を登竜門(立身出世などの関門を通ること)になぞらえて縁起がよいといわれることがあります。

鮎は古事記や日本書紀に「年魚」という表現で記されていますが、その理由は一年で一生が終わるということです。IMG_7303

また、鮎の字は「魚」と「占」で成り立っていますが、神功皇后が釣り針にご飯粒をつけて投げ入れ、鮎を釣ることで占いをしたことによるともいわれています。

さて、鮎は背越し(頭・ひれ・はらわたを取り中骨のあるままぶつ切りにすること)、お刺身、うるか(塩辛)、塩焼き、揚げ物、椀物、ご飯など様々な調理法があります。
なかでも塩焼きと鮎ご飯には目がなく、過日もお世話になっているお店でおいしく頂戴いたしました。

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タンパク質、カルシウム、ビタミンB群や亜鉛などを含むほか、ビタミンEが多い鮎は老化を防ぐ効果もありますので、この夏もたくさんいただいて健康を保ちたいと思います。

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