メールでの新年のご挨拶

7日の人日の節供、11日の鏡開きが過ぎ、お正月の行事は残りわずかとなりました。
今週末には歳神様をお見送りして、こころ清らかに新たな年を過ごしてまいりたいと思います。

さて、今年最初のお稽古にて大学生の方より
「年頭のご挨拶を宗家にメールで差し上げてよいかどうか迷いました。たくさんの方からメールを受けていらっしゃると思い、そのお返事をなさるのが大変ではないかと思ったからです。結局、メールを差しあげることもなく大変申しありませんでした。実際のところ、メールをお送りしてもよいものですか」
と質問をいただきました。
「メールは相手の方が個人用ではなく、お仕事に用いていらっしゃると推察できるメールアドレスならば、お正月のお休みが明けてからお時間のあるときにお返事をなさる時間の猶予があります。したがって、そのように推察できるメールアドレスならば、お送りしても相手の負担になりにくいでしょう。ただし、送信は遅い時間にならない配慮を忘れずに。いずれにしましても、相手の状況を察したお気持ちが素敵です」
とお答えすると、
「ありがとうございます」
と可愛らしい笑顔で、感謝のことばを返してくださいました。

メールで相手に気持ちを伝えることは難しいと時に感じることがありますが、一方で短い文章であっても優しい気持ちから発せられるメールには温かみを感じます。22543272_s
あるいは、直筆の文字ならば、よりこころを相手に届けやすいとも考えられます。
さらには直接お会いするからこそ、理解できるということもあるでしょう。
だからこそ、文字で相手を傷つけたり、誤解を招くことがないように、こころにゆとりを持って他者との交流をこころがけてまいりたいものです。

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