柏手の数

おまいりに行くと、お賽銭の入れ方やお辞儀の仕方など、様々なかたちを拝見いたします。
以前にもお伝えしたかと思いますが、神社では、お賽銭に穢れを移して、それを賽銭箱に入れることで心身の穢れが祓われます。
寺院では、お賽銭はお布施の意味があり、煩悩を捨てて修行をさせていただくという思いで、お供えする気持ちが大切です。
どちらも願いごとを成就させるためのものではないのですが、一方、おまいりの仕方に「こうでなければならない」とかたちに固執することも本質から離れてしまいます。
どのような場合でも、慎みを忘れずに感謝の念を持つことがもっとも大切であるといえましょう。

さて、神社においては、二礼二拍手一礼をなさることが一般的かと思いますが、柏手の回数について昔は決まっていませんでした。
それが、明治になって二礼二拍手一礼に決められたといわれています。
柏手によって、空気を振動させて神様をお呼びする。
もちろん、私たちの魂を動かすことにも繋がります。
基本となるかたちは必要ですが、最も大切なことはこころであることをおまいりのたびに感じます。
11.29写真

もうすぐ師走。
年末年始を含めておまいりのさいには、このようなことを忘れずにお出かけになってはいかがでしょう。

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