富気長和

漆器や陶器のお椀に富貴長命という四字が書かれていることがあります。
あるいは、中国の古銭でこの四字をご覧になったことがある、という方もいらっしゃるでしょう。
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富貴長命とは、裕福で身分が高く長生きという意味です。
富貴長生も同じような意味で用いられます。
富貴長春というと、長春はバラ、富貴は牡丹を指し、バラに牡丹を配した図を表すこともあります。

過日訪れたお店で、「富来長命」が書かれたお椀で、美味しいしんじょうのお料理をいただくことがありました。
「貴」は身分が高いことを表すため、「来」を用いるほうが馴染みやすいかもしれません。

さて、この四字から派生して次のことを考えてみました。
「気」が豊かであるということで「富気」としてはいかがでしょう。
そうなると「長命」ではなく、互いのこころの働きが豊かで長きに渡って和を大切にする、という意味を込めて「富気長和」もよいかもしれません。
ちなみに、長和は1012年から1017年までの日本の元号にありますが、その出典は、礼記の「君臣正、父子親、長幼和而后礼義立」といわれています。
長幼和せば而して礼儀立つ。
年齢や立場ではなく、互いの思いやりから和が生まれることを改めて感じる機会に感謝いたします。

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