おかげさま

9月21日は、お月見をなさいましたか。
本日10月18日は十五夜に続く、十三夜です。

さて、過日のお稽古の折にお月見について触れたさいのことです。
「小さな頃、祖母と夜空を眺めるたび、お月様におかげさまといってお祈りするように、といわれました」と門下の方から「おかげさま」についてお話を伺うことがありました。
その後、小笠原流礼法を学んでいくうちに、陰陽を知り、昼は陽で夜は陰、ゆえに月に「お陰様」と手10.7月を合わせたことに通じているのかも知れないと嬉しく思った、とも語ってくださいました。

おかげさまといえば、江戸時代に数次にわたって伊勢神宮へ民衆が大勢おまいりに訪れたおかげ参りがあります。
陰(かげ)には、他の助け、庇護、恩恵という意味があり、人々は、「おかげさまで…」と、日々の感謝を祈ったのです。

いまでも、神仏に祈るとき、あるいはお世話になった方に対して、おかげさまで無事に旅先より帰宅いたしました、などとお伝えすることがあります。
目に見えないことにも感謝し、その気持ちを表すことのできる「おかげさま」を、今晩はお月様に、また日常の中でもこころを込めて用いたいと思います。

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