餞別

昔は旅に出る人の馬の鼻を目的の方向へ向けて見送る習慣を「はなむけ」といいました。
ここから、旅立ちや門出を祝うために差し上げる金品、詩歌、ことばなどをはなむけと呼ぶようになったのです。
はなむけは餞と書き、餞別(せんべつ)と同じ漢字です。
餞は、ささやかな祝宴という意味。
もう一つ、贐という字も、はなむけと読みます。
こちらはお金を表す「貝」と「尽」の旧字から漢字ができていることより、盛大に祝うという意味が含まれます。

さて、小笠原流には餞別の包みという折形があり、過日の直門のお稽古でご指導いたしました。
一つの熨斗は旅立ちを祝して、もう一つの熨斗は無事にお帰りになったときを想定して付けられています。

6.16写真このように、一枚の紙を、こころを込めて折りを重ねながら気持ちを表すことができるところが折形の魅力であり、これからも様々な折形をお伝えしてまいりたいと思います。

今週は月・木曜日ともに祝日のため、本日ブログを更新いたします。

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