ムーミンとその仲間たちのことば

今日6月3日は、6(ムー)3(ミン)の語呂からムーミンの日とされていましたが、現在は原作者トーベ・ヤンソンさんの誕生日8月9日に定まっています。
ムーミンはカバと思っている方もいらっしゃるかと思いますが、ムーミンの名前はスウェーデン語でMumintrollet、日本語ではムーミントロールと訳され、トロールは北欧の伝承に登場する妖精の一種を指します。
しかし、妖精でもなく、ムーミントロールという生き物、が正しいようです。

さて幼い頃、ムーミンは欠かさずテレビで見ていましたが、以前、フィンランド経由で出張に行った折、空港のムーミンショップに立ち寄ることがあり、オフィスで使用しているマグカップは、そちらで購入したもので数年間愛用しています。
それがきっかけでムーミンに興味を持つようになりました。IMG_4218

ムーミンとその仲間たちは、たくさんの名言を残しています。
たとえば、ある場面では、ムーミンが「義務って何のこと?」というと、スナフキンは「したくないことをすることさ」と返しています。
礼法に置き換えると、作法は義務、と思った瞬間にそれはしたくないことを決まっているからしなければならない、無意味なかたちに止まってしまいます。
しかし礼法は、相手により、状況により、作法は様々な組み合わせで表現が異なります。
だから義務でなくなるのです。

その考え方にも通ずると思うのですが、「そうね、明るくしているほうが楽しいわね、明るい人にとっては。けど、暗い人には疲れちゃうわよね。だからね、楽しくするってより、楽にする、なのよ」というミーのことばがあります。
単純な私は明るくするというよりは自然に明るい気持ちになってしまうのですが、繊細な精神を持っている方に「明るくしたほうが楽しくてよい」と言い切るのは少々乱暴に思えます。
悩みを持っている方には「先を細やかに考えられるのは素晴らしいこと。ただ、少しだけ思考をゆるやかにして気持ちを楽に」といわれるほうが安心なさるかもしれません。
あるいは、多くを語らないことが相手に寄り添っている状況もあるでしょう。

「こころのつながった仲間こそ、ルビーにも勝る美しいルビーだ」というスナフキンのことばのように、今日もご縁のある方々とこころを通わせて一日を過ごしたいと思います。

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