懐紙で楽しむ

たたんで懐中に入れておく紙、すなわち懐紙。
たとう紙、ふところ紙とも呼びます。

昔は懐紙に手紙や詩歌を認める、あるいはちり紙やハンカチ、メモ用紙としても活用されていたのです。
現在は一般的に常時、携帯しているものではなくなってしまいましたが、書く、拭く、ときにはお金を包むこともできる懐紙を、特別なものとしてではなく、常に携帯するもののひとつに加えていただきたいと思っています。

20201105(1)写真は半年ぶりに、お稽古にいらした門下の方からいただいた懐紙入れです。
実は洋装にも合う懐紙入れがなかなか市販のもので見つからないことを以前にお話ししたことを憶えていてくださり、外出自粛をなさっていた期間にご自宅でつくってくださったとのこと。
見た目が素敵なだけでなく、薄手の生地なのでかさばらず、小ぶりなハンドバッグに入れて持ち歩くこともでき、大変重宝しています。

さて、これらは全て懐紙のみで作成したお金の包みや箸包みです。20201105(2)
本来は奉書紙で作る金子包みをアレンジして懐紙で折ったもので、懐紙入れやお財布の中に入れておき、こころづけを包むさいなどに用いています。
楽しむ過程があることで、包みにはこころが加わります。
是非、懐紙を携帯し、楽しんでみてはいかがでしょう。

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