墨としょうが汁

20201130(1)小笠原流礼法の教え歌が数々あるのですが、そのひとつに
「木の札に文字を書くにはする墨にしょうがの液を少し加えよ」
とあります。
何度も目にしている教え歌なのですが、実際にしょうが汁を加えて墨を磨ったことがなく、それ以前になぜ、しょうが汁を加えるとよいかについての理由を存じません。
簡単に調べたところ、煤に膠(ニカワ)を入れて作ったものが墨ですが、しょうが汁を入れて磨ることで、膠に墨液を拡散させる効果があるので良いといわれているようです。

過日、門下の方からは「65度から70度に温めた牛乳をしょうがの汁が入った器に入れて混ぜると、すぐに固まってプリンのようになります」という興味深いお話も伺いました。
しょうがに含まれる酵素によって牛乳が固まるということは、膠も牛乳と同じたんぱく質を含むので、もしかしたら固まりやすくなるのでは…いずれにしても、考えているよりもまずは実行あるのみ!
墨を磨ったところにしょうが汁を少し混ぜ、木の板に文字を書いてみました。
すると、文字がにじみにくくなることがわかったのです。

20201130(2)昔の人の知恵は素敵であると改めて感じました。
話が色々と脱線いたしましたが、近々、しょうがミルクプリンを作ってみたいと思います(笑)

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