送信先

古い考え方かもしれませんが、対面できない場合には圧倒的に電話で話をすることが好きです。
表情は見えなくても、声の印象から相手の気持ちを察することもできるからです。
とはいうものの、相手がどのような状況なのかがわからないとき、たとえば日中はお仕事の邪魔をしてしまうのではないか、土日・祝日はせっかくリラックスして過ごしていらっしゃるところに失礼ではないか、などという思いからLINEなどを用いることもあります。
その他の理由からも、SNSは大変便利な連絡手段といえましょう。

さて、お知り合いの方から、送信先を誤ってお送りになったのではないかと思うメッセージをLINEで受け取ったとします。
そのようなとき、皆様はどのようなお返事を先方へお送りになりますか。

「こんにちは。お元気ですか。ご連絡ありがとうございます。もしかすると、別の方にお送りになる予定のメッセージを頂戴したのではないかと…」
というメッセージを知人からいただいたことがあります。
まさしく私自身も、友人へのメッセージを同じ苗字の別の方に送信してしまったのです。

20200914何と失礼なことをしてしまったかと、慌ててお詫びをお伝えしたところ、
「いえいえ、私も先日、友人に送るはずのメッセージを別の人に送ってしまいました。LINEはニックネームで表示されることもあるのでわかりにくいですよね」
とのお返事に感激いたしました。
さらには、
「久しぶりにご連絡を取ることができて嬉しいです」
という優しいおことばをいただき、このことがきっかけでお食事をご一緒することになりました。
その後、何人かの友人から、送信先が違うのではないかと推察できるメッセージを受け取るたび、このときの経験を活用させていただいています。

相手に事実を伝えなければならない場合、その内容を自分にもあり得ることとして表現することで、柔らかい印象を生むことができます。
それにより、今まで以上にご縁が深まることもあるのです。
手軽に用いることのできる連絡手段ほど、こころを込めた素敵なメッセージを差しあげたいものです。

このページの先頭へ