いいとこ取り

同世代の友人二人と久しぶりに再会し、話題は多岐に渡り、良い刺激をたくさんいただきました。

たとえば、一人の友人がアメリカでお子さんを出産したさい、現地のカウンセラーの方に、一般的に生後間もない赤ちゃんと母親は別々に寝る、ということを聞いて驚いたときのお話を伺いました。
友人は、こどもの寝顔を見て精神が安定し、親子の絆も深まると考え、ご自身は添い寝をすることを選んだそうです。
添い寝をする、別々に寝る、どちらにも長所と短所があるといえましょう。
続けて友人が、「アメリカの人が持つ素晴らしいこともたくさんある。私はいいとこ取りをしようと思ったの」と、次のことを含めて語ってくださいました。

日本人は、友人や知人、あるいは親戚の人を自宅での食事に招くとき、「お掃除をしなくては」「どのようなお料理を準備したらよいか」など、あらゆることを事前に考え、それらを整える気持ちが整理できてからようやく「わが家へ食事にいらっしゃいませんか」とお誘いすることが多い。
しかしアメリカでは、「明日、うちに遊びにこない?一緒にランチしましょう」と、まず声をかける。
あらゆることを考えすぎてせっかくのコミュニケーションを深める機会をなくしてしまうよりも、ときにはまずお誘いをして状況を確定させてから、何とか準備を間に合わせる思考も大切ではないか。

たしかに、悩む前に、実行に移す発想は日本人に薄いかもしれません。
さらに、もう一人の友人が「東日本大震災のとき、海外のご友人が日本全国で被害が大きく私が家を失ってしまったと思い、しばらく家に住めばいいといってくれたときは涙が出るほど嬉しかった。正直、私は友人に対して、瞬時に私の家に住めばいいといえるかどうかわからない」と正直な気持ちを話してくださいました。
日本人の思考は繊細であるといわれますが、このような体裁を整えることに重きが置かれがちであることも話題にあがりました。
20201019
今までも日本人は他国の素晴らしい文化を取り入れながら、日本特有の文化をつくってきましたが、他者のこころに寄り添うことのできる真の愛情を他国から学ぶことを忘れてはならないのではないでしょうか。
素敵な刺激をくださる友人たちに感謝!

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