はぐくむ

以前もお榊についてご紹介したことがあります。20200518(1)
一ヶ月以上前に求めたお榊は全く枯れることなく、むしろ最初は芽だったところがすくすくと育って美しい色の葉になりました。

「育つ」といえば、小笠原流の古文書に「はごくむ」ということばが記されています。
「はぐくむ」と同じような意味です。
これを「育む」と書くと、「育」という漢字から、「そだてる」という意を想像なさいますか。

しかし、古文書の「はぐくむ」は、相手を大切に思う、という意味で用いられています。
そこで、「はぐくむ」の語源について。
羽+くくむ(含む)がもとで、親鳥がひなを羽で包んで育てる、というところからきているようです。

「人をはごくむべきなり」

と伝書の一説が語っているように、相手のこころを自身のこころで包み、相手との和を育てていく20200518(3)
はぐくむには、このような素敵な意味があるのです。
これからも、お榊が少しでも栄えますよう、はぐくんでまいりたいと思います。

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