ご無音

遠くに引っ越しをしたためにしばらくの間、お稽古をお休みしている門下の方から書状が届きました。

封筒を開けると、ひと回り小さめの封筒が入っており、さらに開けると巻紙式で透かし模様の美しい和紙に丁寧な筆文字が綴られていました。20200116 ブログ写真

久しぶりに手紙を出す場合、「ご無沙汰しております」などと記すことが一般的かと思いますが、文中には「ご無音に打ちすぎ誠に申し訳なく存じます」とありました。
「ご無音」とは相手を敬って久しく連絡を取らなかったことを示しますが、このような素敵な表現を用いたお手紙はこころに響きます。

同じ意味であっても、どのようにことばを組み合わせるかによって、受け手の感じる印象は明らかに異なります。
昨今、ことばの選び方に対する配慮が希薄になっていることは残念でなりません。

お返事を通じて相手へこころを届けたくなり、筆を取りました。
皆様も、久しく連絡をしていない方へお手紙をお書きになってはいかがですか?

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