生徒から学んだこと

昨今、中学校や高等学校において礼法を取り入れたいというご相談やご用命を頂戴することが多くなっております。
今年も新たに礼法を授業に取り入れてくださる学校があり、中学校1年生と高等学校1年生への授業に対して、3名の師範の方々が指導にあたってくださっています。

先日、その学校の授業の中間報告を師範の方々から伺う機会がありました。IMG_6334

ある日の中学校1年生の礼法授業のさい、ひとりの生徒がテキストを忘れ、隣の席の生徒も忘れていることがわかった瞬間、前に座っている生徒が自分のテキストを2人に渡した姿がとても自然だったとのことです。

高等学校1年生の授業ではお箸遣いを指導するときに、「この授業の中でお箸遣いをしっかりと学び、実生活でも練習を重ねれば、たった1週間で正しいお箸遣いができることでしょう。それによって将来、皆様がおとなになったときに社会人として美しいふるまいをすることができ、親としてこどもに自信を持って伝えることができるのです」とお伝えしたところ、皆様が素直に授業に取り組んでくださったと伺いました。

また授業のアンケートでは、「自分のこどもっぽいところを知り、しっかりと学びたい」「襖の開け閉てを実践してみたかった」「礼法は実生活に役に立つ科目である」など、それぞれの貴重な意見を拝見することができました。
授業を通じて、音楽を学んでいる方と、数学的な思考をもっている方とでは捉え方が異なることを知り、大変勉強になったというご報告も興味深く拝聴いたしました。

生徒の皆様に対して師範の方々はご自身のこどもたちのように大切に指導してくださっている様子でした。
さらに充実した指導ができるようにと取り組んでくださっているおこころが何よりもありがたく、素敵に思いました。

われ以外みなわが師。
年齢や立場によらず、慎んだ気持ちで周囲から学ぶこころを常に持ちたいものです。

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