2019年 実働師範講習会

週末は、実働師範の方々へ向けての講習会を行い、関東のみならず東北、甲信越、中国地方など全国から参加くださいました。
指導者講習会1(20190824)

折形の作成に関するポイントをお伝えした後は和室に移動し、「初饗の儀」という古来より小笠原流に伝わる儀式の実技指導をいたしました。
この儀式は、神人共食、すなわち神と人が共食することによって親密さを深め、神からのご加護を願い、さらには同席者同士の絆を深める意味もあります。

指導者になると、自分の立ち居振る舞いや知識を確認する機会が少なくなりがちです。さらには、過去に自分が学んだことにこころを留めてしまうと、臨機応変さが失われ、成長を妨げる危険性があります。
私の母と同世代の師範の方は遠方より和装で参加し、この儀式の動作を意欲的に真摯な気持ちで学んでいらっしゃいました。その姿から、慎むこころと年齢に関わらず成長できることをを学ばせていただきました。また、動作のデモンストレーションを事前にお願いしていた方々はご自身で細部まで復習し、当日を迎えてくださったことが拝察できました。
そのおかげで皆様に美しい所作の流れをご覧いただくことが叶いました。
何よりも嬉しかったことは、別の地域で指導されている仲間の和を育むこころを互いに持ち、素敵な雰囲気を参加者同士でつくってくださったことです。

指導者講習会2(20190824)常に己を磨き、寛容さを無くさないことが、自分のためだけでなく、門下の育成に欠かすことができないこともお話いたしました。
すべてが完璧な人はいません。
人には得手不得手があって当然です。
そのなかで興味を深め、スキルを高める。
指導者にこそ、新鮮さを失わないでいただきたいと考えています。

このようにお伝えしながら、私自身、固定概念にとらわれすぎることなく、柔軟なこころを持ち続けたいと思っています。
門下の皆様には、お目にかかるたびに幸せを運んできてくださることに感謝するばかりです。

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