パリで礼法をお伝えして

九州を中心に豪雨の被害にあわれている方々にこころよりお見舞い申しあげますとともに、皆様の安全をお祈りいたします。

0707さて、昨年の講演に続いてフランスの方々に小笠原流礼法のワークショップをなさいませんか。
このような光栄なお話を在フランス日本大使館よりいただき、笹川財団からのお力添えもあり、先月下旬よりパリに行ってまいりました。

在フランス日本大使館の文化事業の一環として、日本文化会館にて2部制で礼法のワークショップを共催する運びとなりましたが、当日は30度を超える暑さの中、皆様が参加くださいました。
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若い女性から年配の男性まで幅広い年齢層で、笑いや驚きもあり、終始笑顔が絶えませんでした。
また門下の方々が和服でお茶を入れる姿は参加者の興味を引きました。
門下生と関係者を含めて、最後までお手伝いくださったおかげで、私1人では不可能だった細やかなご指導ができました。

DSC00760日本から持参した山田屋まんじゅう製のお菓子も大好評。
懐紙を折ってかいしきをつくり、その上におまんじゅうを置いてから召し上がっていただいたのですが、皆様大喜びのご様子でした。

質疑応答では、「玄関で見送られる際に背中を向けざるを得ないがどうしたらよいのか」、「七夕の短冊は五色それぞれの色を期間ごとに順番に飾るのか」、「お茶を入れるさいに用いる湯冷ましはどのような入れ物で代用できるのか」など、積極的な質問が多く出ました。

翌日はある日本企業のお力添えでフランスの企業にて講義をいたしました。
役員の方、若い方からも質問を頂戴し、皆様が熱心に話を聞いてくださいました。
何よりも嬉しかったのは、「書類を取り回してから両手で丁寧に渡す所作は今まで見たことがありません」と、講義後すぐに参加者が仕事の場で実践してくださったことを、その夜の会食の席にて社員の方が教えてくださったことです。

DSCN4824さらにその翌日は、日本人学校にて中学生を対象に講演をいたしました。
体育館に全員が背筋を伸ばして座り、迎えてくださいました。
当日の気温は34度。
冷房がない中で、生徒の方々は頬を真っ赤にしながら、誰一人としてだらしのない姿勢にならず、こころを傾けて話を聞いてくださったのです。
男女問わず、素直な笑顔がとにかく可愛らしくて、暑さを忘れるほど幸せなひとときでした。
最後の生徒代表のご挨拶も素晴らしく、生涯の思い出となりました。

IMG_5700パリでいただいた数々の素敵な時間は、1回で書き記すことができません。
是非来週のブログでもご紹介したいと存じます。

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