雨露

6月といえば梅雨の季節。
沖縄と奄美は先週、昨年と比べて早く、平年よりも遅く入梅しましたが、関東は平年通り6月8日頃になるのでしょうか。
今年の梅雨の時期は、雨の日が多く、昨年よりも長くなると聞きます。
雨が降ると衣服や靴が濡れ、髪の毛がまとまりにくいので雨の日の外出は好きではない、と思う方もいらっしゃることでしょう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA雨に関する言い伝えは様々あります。
たとえば、神社を参拝するさいに降る雨は禊の意味もあって空気が浄化され、神様が喜んでくださっていることを意味するともいわれます。

また、空が晴れているのに突然雨が降ることを狐の嫁入りと呼びます。
以前、引越しの日に雨が降ったのですが、友人から「今日は狐の嫁入りで縁起がよいですね」とメールでメッセージをいただいたことを記憶しています。
日照雨を狐の嫁入りと呼ぶ理由はいくつかあるようで、そのひとつが晴天にもかかわらず雨が降る不思議な現象を狐の仕業としたようです。
農耕中心だった日本人によって、狐は田の神の使令、あるいは田の神が狐に姿を託してあらわれるなどともいわれてきたことにも関係があるのでしょう。

ところで以前、部屋の中から雨を見るのが好き、と友人が話していましたが、久しぶりにそのように感じることがありました。
先日の雨の日、窓の向こうに見える木々の枝からきらきらと、まるで宝石のように落ちていく雨露は、いつまで見ていても飽きないと思えるほど素敵で美しかったのです。
その光景を写真に収めようと携帯電話で撮影したのですが雨露は全く写らず、直接、自分の目で見る大切さを実感することにもなりました。

雨は縁起のよいものと思って、梅雨を楽しく健やかに過ごされてはいかがでしょうか。

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