三世代のお稽古を通じて

親子で小笠原流礼法を学びたい、というお問い合わせを頂戴することが増えました。
そのひとつとして、4月からあるご家族のお稽古が始まり、直門の師範が指導を担当しています。

IMG_5372おばあ様、お父様、2人のお子様、三世代での参加ということだけでも光栄なのですが、私がゲストに呼んでいただいたラジオ番組をお父様がお聞きになったことがお稽古ご依頼のきっかけとのこと。
そこで、直接ご挨拶ができたらと思い、わずかな時間でしたが、先日のお稽古に伺いました。

小学生のご息女は明るく元気に、中学生のご子息はこころの優しさが伝わってくるような笑顔で、おばあ様とお父様はお二人を温かく見守りながら、ご挨拶をしてくださいました。
ひとことずつ、一回目のお稽古の感想を述べていただいたのですが、なんとご息女は小笠原流の教え歌をおぼえていらして、目の前で取り出したノートに書いてくださったのです。
さらに教室を出る前、お父様から何かを受け取ったご息女は私のそばへ移動し、「どうぞ」と渡してくださいました。
頂戴した品は、ひとつひとつ丁寧にセロファンの袋に入れられた、見た目にも美しいお父様手作りのクッキーでした。
帰宅後、紅茶とともにいただいたのですが、お味も大変美味しかったです。

何よりも素敵と思えたことは、小笠原伯爵邸の建物に到着されるまでの皆様のお姿です。
四人の方々がゆっくりと、笑顔で教室へと向かわれる家族の和が穏やかな空気とともにこちらへ届いてまいりました。

宗家として、皆様にこころをお伝えする立場でありながら、皆様からこころを頂戴することばかりで御礼のことばが見つかりません。
ひとりでも多くの方がご自身のこころのなかに幸せを育まれるきっかけをつくりたい、と改めてこころに刻むことのできた機会に感謝いたします。

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