匠の技

日本が誇る匠の技能と精神を広めようとなさっている団体「匠-日本の技  TAKUMI- Art du Japon」。
こちらの代表理事でいらっしゃる元文化庁長官でいらした近藤誠一様より、「匠の技 対談シリーズ2019 読者と語る日本人論」という対談出演のご依頼をいただき、25日に近藤様、宇津木安来様、私の三人で対談を行う機会を頂戴いたしました。
テーマは「伝統的礼法・所作に見る日本人の宇宙観」。

IMG_4683宇津木様は、日本舞踊実践家、研究者で、東京藝術大学大学院において「日本舞踊における体幹部の技法分析」を博士課程研究テーマになさり、修士・博士を修了されています。
事前に私の拙書を読んでくださったなかで、
「御胸のあわせ目 水ばしりに いとやわらかに御召し候え」
という箇所に共感されたと話されました。
小笠原流の教えに
「水は方円の器に随うこころなり」
という一説があることもお伝えすると、近藤様から
「与えられた環境に応じて水のように自然に存在する。その水が日本人の特性を表しているようですね」
とも話してくださいました。

また日本舞踊は、ひとつの所作がひとつの単語ではなく、ひとつの文章を表現することができる、たとえば同じ振りをするときでも手の位置で年齢を表すことができる、という宇津木様のお話に、参加された方々は驚きと感動の表情をなさっていました。

さらに礼法で重んじている「残心」について、何事もその瞬間のみが重要なのではなく、前後の過程が大切であることにも話題が及びました。
対談後の懇親会では、あらゆる質問を頂戴し、時間が足りないほどでした。

近藤様、宇津木様、参加くださいました方々におかれましては、多くのことを学び、気づかせていただいたこのたびの素敵な機会にこころより感謝申しあげます。
匠-日本の技  TAKUMI- Art du Japon

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