先祖に感謝する日

東京盆ともいわれるように、都内は7月に盆行事が行われることが多いようです。
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13日は、麻の茎や松の割り木などをおがらと呼び、これを焼いて先祖を迎えます。
15日を中心に13日の迎え火に始まり、16日の盆送りまでの4日間行われる盂蘭盆から、お盆は仏教行事と思う方がいらっしゃるかと存じます。
しかし、仏教伝来以前より、先祖の霊を迎える行事が日本には根付いているのです。

先祖なくして、今の自分は存在しません。
宗教に関係なく、先祖への感謝の念を、こうした行事を通じて表現することは大切ではないでしょうか。

祖母のお墓まいりにも出かけられたら、と思います。

small worlds

日本には、平安時代に貴族によって愛された鉢山や盆庭などを経て、明治時代からは赤土にかわって化土(アシやマコモが長年地中に埋もれてできた弾力性のある土)が用いられる、盆景があります。
箱庭とは似て非なるものといわれる盆景ですが、鎌倉時代の箱庭から発展したともいわれ、江戸時代に大流行しました。
このような歴史が日本にはありますし、繊細なものを好む日本人にとって、手作りのミニチュアは見ているだけで楽しい気分になるかと思います。
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昨日、お世話になっている方からお招きにあずかり、有明にあるsmall worldsに伺ったのですが、建物の中をのぞくと家具や人形の細やかな動きが作られていて感激の連続でした。
特に見慣れた都内の街並みを一軒一軒、じっくりと拝見いたしました。

後半、最新鋭の3Dスキャナーで全身を撮影いただきました。
1/80サイズのフィギュアを作り、ミニチュアの世界に住民として1年間置いてくださるという、参加型プログラムです。
そこで友人と相談して、私たちのフィギュアは、学生時代から馴染みのある、中華料理店の前に置いていただく運びとなりました。20200709 (2)

馴染みのある場所からまだ訪れたことのない場所まで、様々な角度から見る美しい光景とともに、楽しいひとときを過ごすことができ、素敵な時間に感謝いたします。
特に都内は、まだ多くの方々が集まることが難しい状況ですが、ご自身の安全はもちろんのこと、他者に迷惑をかけないという思いはしっかりと持ちながら、是非一度、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

天の川

天の川をはさんで7月7日の夜に年1度だけ会うことができる、おりひめ(織女)とひこぼし(牽牛)。
この伝説は、奈良時代に中国から日本に伝わったといわれます。
今年は、これらの2つの星をじっくり眺めたいと思っていたところ、星に関する記事をある雑誌で読むことができました。

20200706旧暦の七夕、今年は8月25日で、21時頃に空を眺めると頭の真上におりひめとひこぼしが見えるそうです。
また、月明かりによって星が見えにくくなるので、新月の日は美しい天の川を楽しめるということ。
ちなみに、今月の新月は21日です。

本当は、人工的な光の少ない場所に出かけられるよいのですが、今回は難しそうです。
たとえ7日の天候が雨でもおりひめとひこぼしは出会うことができる、雨で浄化されるので縁起が良い、など様々な言い伝えがあります。

皆様も夜空を見上げて、輝く星々を眺めて素敵な夜をお過ごしになってはいかがでしょうか。

桔梗

20200702お散歩をしていたら、可憐に咲く桔梗を見つけ、しばらく眺めていました。

桔梗は6月から花を咲かせ、これから最盛期となります。
万葉集には「朝貌(あさがお)」として登場するほど古くからある花で、漢方にも用いられてきました。
秋の七草のひとつなので、秋の花というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと存じます。

木偏を取ると「吉更」から、更に吉に繋がる、ということで縁起の良い花ともいわれています。
また折形のひとつ、星形の和紙で折り上げる「桔梗こうだて」という名称の入れものは、床飾りに用いることがあり、大変便利な折形です。

桔梗に似た花に、トルコキキョウ(トルコギキョウ) があります。
トルコ人が頭に巻くターバンに似ているから、桔梗の花に似ているから、という理由で名付けられたようですが、北アメリカテキサス州原産のリンドウ科で、夏の暑さに強い花です。

桔梗の花ことばのひとつに「気品」があります。
これから暑さが厳しくなる時期こそ、他者に不快感を与えないように気品をこころがけてまいりましょう。

水無月

20200629 (2)もうすぐ6月も終わります。
6月晦日といえば、夏越しの祓(なごしのはらえ)です。

過去にもブログでご紹介いたしましたが、半年の穢れを祓い、後半の半年を無事に過ごすことができるようにと願う日です。
先日、友人が「京都ではじめて茅の輪くぐりをした」と喜んで報告してくれましたが、6月下旬になると京都では多くの神社で茅の輪が設けられます。

この時期の和菓子といえば、水無月です。
お菓子の名称にもなっている「水無月」は、陰暦6月の異称で、水の月という意味です。
お菓子は、ういろうの上に小豆がのっているものが一般的で、小豆には厄を祓う思いが込められています。
三角形になっているは、氷を模しているといわれ、昔は氷が大変貴重だったため、氷をかたどって作ったのです。

20200629 (1)今年は、様々なお店で水無月を求めて美味しくいただいています。
ういろうのやわらかさや舌触り、小豆の甘さや香りなど、それぞれのお店の特徴があり、楽しいものです。

明日は夏越しの祓に触れ、心身を清めてみてはいかがですか。

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