桃色

IMG_3539門下の方から桃色の花器に活けられた華麗な花々を頂戴し、なるべく暖房があたらないように注意しながら毎日幸せな気持ちで眺めています。

桃色といえば、昨日は桃の節供とも呼ばれる上巳の節供でした。
以前のブログでも記しましたが桃は邪気を祓うとされ、中国では桃の実は不老長寿の実ともいわれて、おめでたい食べ物なのです。

IMG_3576さて、スタッフがある場所に置くために持ってきてくれたフィギュアをよく見ると、小さな桃のシールが貼ってあります。
なんと、桃と鳥をあわせたトリピカルズというキャラクターの一つなので、出荷シールが貼ってあるそうです。

ベージュ色にしようと思っていたネイルも、衝動的に桃色を塗ったのは、春らしい陽気のせいだったのでしょうか。

今日は桃に関して話題があちこちに飛び、大変失礼いたしました。

お水取り

奈良時代の華厳宗の僧で東大寺建立に尽力した良弁僧正(ろうべんそうじょう)の高弟実忠和尚の草創といわれる東大寺の二月堂。
この二月堂の本尊十一面観音に東大寺の僧侶の方々が全ての人の罪過を悔い改め国家安泰と人々の豊楽を祈る法要が修二会(しゅにえ)です。
僧侶の方々は、約3週間もの合宿生活のなかで一日6度の祈りを捧げるこの行事は、今年で1270回目を迎えられるとのこと。

20210301本日3月1日から14日まで行われるのですが、なかでも12日の夜に二月堂近くの井戸から本尊に供える香水を汲み上げる儀式があることより「お水取り」「お松明」という名で親しまれています。
コロナ禍においての合宿生活に関して、医療の専門家からの助言も求めながら取り組んでいらしたそうです。

今年は松明の参拝者の制限があり、12日から14日は二月堂周辺へ立ち入ることもできないそうですが、いつの日か実際にこの時期に二月堂に伺ってみたいと思います。

ことばに宿る書き手のこころ

20210225あることで門下の方にお詫びのメールを差しあげました。
そのお返事のすべてに優しさがあふれていたのですが、それだけではありません。
人のこころを突き動かすほどの情熱をメールでも伝えることができるという証でもありました。

全てを記すことはできませんが、「素直なこころを大切にして愚直に歩み続けてまいりたい」「おことばを何度反芻しながら深く胸に刻ませていただきました」などという表現の前後には、その方のしなやかな物腰さえ感じ取ることのできる美しいおことばがちりばめられていました。

ことばが足りないと、相手の人を傷つけてしまうことがあります。
一方で、ことばが過ぎると、違和感を与えることがあります。
いずれにしても、少しでも相手の立場で気持ちを伝えようとする配慮が重要です。

言霊は、ことばを声に出すことで、そのことばの内容通りの状況になると考えられてきましたが、文字のみでもことばには書き手のこころが宿ります。
昨今は対面や電話ではなく、メールやSNSを用いる方が多いと思いますが、こころを働かせながら文字を選ぶことで素敵な交流ができると痛感した機会に感謝いたします。

梅花

20210222松竹梅は東洋画のひとつで、中国では歳寒三友と呼び、冬の寒い季節に耐える松・竹・梅の姿を賞し、おめでたい図柄として調度品や衣服などの模様にも用いられてきました。

日本において、梅は奈良時代にはすでに食されていたようですが、戦国時代の武士にとって、保存食であるということだけでなく、疲れをとったり栄養を補給したりできる大切なものだったのです。
元号の「令和」は万葉集の梅花の歌が出典元ですから、現代においても、梅は日本人にとってあらゆる点から重要であるともいえましょう。

苔が生えるくらいに樹齢を重ねても、どの花よりも早く咲く梅は、厄を祓う効果や長寿に繋がり、気高さの象徴といわれています。

20210222(2)オフィス近くを歩いていると、梅の素敵な姿に目を奪われてしばらく眺めていました。
都内は今が見頃ですが、皆様は梅花をご覧になりましたか。

都内のある場所で、ある作業をしていたときのことです。

20210218「あっ、虹!」とひとりのスタッフが声を上げ、もう1人が「きれいな虹!」という声で窓の外を見ると、少し前まで激しく振っていた雨が嘘のように、はっきりと目の前には大きな虹が見えました。

3人で思わず携帯を取り出して、撮影をしながら満面の笑みに。

日本では平安時代から、虹が出ると市を立てたといわれています。
虹は聖域と俗世の境界で、その場所に物を持ち寄り売買や交換を行うことは神事と考えられていたことが理由のひとつです。
歌に虹が詠まれるようになったのも平安時代からです。

虹は不吉、と捉えられていたことがあるようですが、美しい光景から、私はそうとは思えません。
また雨上がりに、素敵な虹を眺められますように。

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