羊羹

小笠原流の古文書に、「三羹三麺」について記されている箇所があります。
三羹三麺とは、羹と麺を三種類ずつ出す献立のこと。
三羹は、羊羹、雲羹(うんかん)、鼈羹(べつかん)を指します。

IMG_5145さて、羹はあつもの、すなわち汁物のことで、羊羹というのは、もとは羊を煮たもの。
禅僧により中国から伝えられた羊羹は、仏教の思想から肉類を用いることができないため、小豆を主に用いて羊の肝に似せて作り、蒸して汁に入れたのが始まりといわれています。
後に江戸時代から広まった蒸し羊羹も、ここに端を発するようです。
このように、羊羹の起源を知ったうえで召し上がると美味しさも増し、素敵ではないでしょうか。

写真の羊羹は先日、門下の方から頂戴したものです。
見た目もお味も桜の香りがして大変美味しくいただきました。

IMG_5146また昨日は聖徳大学附属取手聖徳女子中学校・高等学校の入学式に伺い、入学式後は保護者の方々に講演を行いました。
ご家庭においても、是非、礼法のこころとかたちを育んでいただけましたら幸甚に存じます。

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