香袋

門下の方より香袋を頂戴したのですが、箱を開ける前から香り高く、気持ちが安らぎました。

IMG_4005写真の袋の上に結ばれているのは「あげまき結び」。
あげまきは、総角、揚巻とも書き、小笠原流にはこのような紐結びも伝えられています。
古代においてこの結びは、死者の霊魂からこどもを守る象徴の結びとされ、御簾や鎧などにも用いられてきました。源氏物語にもこの結びが記されています。

水引も同様ですが、結び目には人のこころを表すことができます。
「結(む)す」は「産(む)す」「生(む)す」に通じることから、「結び」は「産霊(むすび)」とも考えられています。
単に紐を結ぶだけでなく、一緒にこころを結びいれることができるのです。

香によって空間が浄化され、こころが癒されます。
さらに結び目によって厄を祓ってくれる素敵な香袋を部屋にかけた瞬間、豊かな空間が生まれました。
何より、こころを届けてくださったことに深く御礼申しあげます。

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