1本の榊

神棚に供える榊は、毎月1日と15日の月に2回、新しいものに変えることが習わしです。
我が家でも、短い場合には1週間ほどしかもたない榊もあり、2週間を待たずして変えることも過去にはありました。

IMG_3500 (002)ところが、ある日を境にして変化が起きました。
2016年4月のブログに榊のことを記しているのですが、同年1月から我が家の神棚に供えている榊は今年の初め頃まで、枯れることがなかったのです。
毎日、お水を替えるたびに「ありがとうございます」とこころを込めて、一本一本の根元を洗っていましたが、今年の猛暑に榊も耐えられなかったでしょう。
2年8ヶ月が経過し、とうとう1本だけが残り、その他の榊は今月1日から供えているものです。

榊は、「木」と「神」からなる国字。
榊はツバキ科の常緑樹で、神様がいらっしゃる聖域と人間のいる場所の堺を示す木ということから「堺木」「境木」。
あるいは常に葉が栄えている木ということから「栄木」「繁木」、から転じて「榊」になったともいわれています。
いずれにしても榊は古くから依り代(神様が依りつくもの)として神事に用いられてきました。

生物に永遠の命がないことはわかっていますが、できるかぎりこの1本の榊の葉が枯れないことを願いつつ、新しい榊も大切に供えたいてまいりたいと思います。

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