故郷

この時期の出張中には、
「小笠原さんの故郷は?東京のご出身ですか?」
と尋ねられることがよくあります。
曽祖父母の代から東京に住んでいるため、小学生の頃はお盆期間中にテレビのニュースで帰省ラッシュ風景を見てはどこか羨ましく思ったものです。

0813先週、お仕事の関係で東京にお住いの方が
「あと少しでお盆休み。故郷に帰ることが何よりの休息。楽しみで仕方ありません」
と本当に嬉しそうに話していらっしゃいました。
また別の知人が久しぶりに帰省されてご友人と再会なさっている光景を拝見したのですが、その方の表情もこころからの笑顔でお幸せそうでした。

前述の通り、私には帰省先はないのですが、以前のブログにも記しましたように小笠原家発祥の地である南アルプス市は故郷のように思っています。
また先日の出張先で尋ねたある地では、先祖の繋がりがもたらしたご縁で、新しい方々との和が広がる機会をいただきました。
またこころの故郷がひとつ増えたように思っています。
もしかしたら、生まれ育ったところが東京であるがゆえに、地方に行くたびに人の優しさや純粋さに感銘を受け、安らぎを感じるのかもしれません。
一方、一週間ほどの出張でも、ふとした瞬間に出張先で東京を思い出すことがあります。

頭を挙げて山月を望み 頭を低れて故郷を思ふ

と李白の「静夜思」にあるように、故郷を離れて暮らしてみるからこそ望郷の念に駆られ、故郷の良さを知るきっかけにもなるのでしょう。

お盆期間後のお稽古では、門下の皆様の素敵な故郷のお話を伺えることを楽しみにしています。

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