間と安らぎ

講演を終えた翌朝、このたびパリにてお世話になった方々とご一緒にオランジェリー美術館にまいりました。

入館後、まずは「空(くう)の間」と呼ばれる、何も飾られていない真っ白な部屋へ。
サイズ変更モネこころを空にしてから、睡蓮の絵画のある間へと移動。
自然光のなかで見る睡蓮の絵画は、身体中が浄化されるような不思議な力を持ちながら、和らぎと感動を与え続けてくれました。

小笠原の祖母は生前、モネの睡蓮の絵画が大変好きで、晩年もパリまで足を運んでいたほど。何度も話には聞いていましたが、実際にこの目で鑑賞できた喜びはことばになりませんでした。

パリにもお住まいで、私が卒業した母校の先輩でいらっしゃるギャラリー関係者の方がモネの生き方や作品への取り組み方など、実にわかりやすく教えてくださいました。
白内障を患い、目が不自由になっても、モネの絵画はこころの目で描かれたものであったからこそ、時代を超えて人々に感動を与え続けられるのでしょう。

IMG_2474モネから改めて教えられた「間」が生み出すゆとりと安らぎ。
パリには素敵な美術館が多くありますが、次回、パリを訪れるさいにもオランジェリー美術館には必ずまいりたいと思っています。

今回のパリ滞在を通して、人のこころの温かさに触れ、これから歩むべき道までも示されたように感じています。
皆様から頂戴したおこころ遣いや感動を少しでもお返しできるよう、こころの研鑽と小笠原礼法の普及に精一杯努めてまいります。

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