都内の坂

今から20年ほど前、私が宗家を継いだ頃に聖徳大学附属女子中学校・高等学校の校長先生を務めていらした現在80歳代の方と久しぶりにお話をする機会がありました。

その方は近頃、都内の坂をお散歩なさることが多いそうです。
坂が多いのは文京区、港区、新宿区。
坂が全くないのは中央区。
たったひとつだけ坂があるのは墨田区。
都内にはいくつもの「富士見坂」と呼ばれる坂があり、それだけ昔の人は富士山を愛でることに憧れを持っていたのでしょう、とおっしゃっていました。

現在はビルが建ち並び、富士山を見ることは難しいですが、富士山が眺められるという気持ちで坂を登ることも一興ではないでしょうか。

坂また都内には「渋谷」「四谷」「市ヶ谷」「千駄ヶ谷」と「谷」を「や」と読む場所がほとんどなのだが、「茗荷谷」は「たに」と読む。そのことが興味深く、「谷」とつく場所も訪れている、と伺いました。
西日本では谷を「たに」、東日本では「や」と読むことが多いようですが、元校長先生のお話を伺っているうち、坂や地名の由来について様々なことを知りたくなりました。

まずは事務所近くにある富士見坂をゆっくり歩いてみたいと思います。

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