伝書の教えに鑑みると

7日、8日は総師範の方々へのお稽古を行いました。
体調を崩してしばらくお稽古を休んでいた遠方にお住まいの方が久しぶりに参加され、元気なお姿を拝見できたため、いつもにも増して嬉しいひとときでした。

花どちらの会も小笠原流の伝書に関して学んでいるのですが、時間を重ねるほど疑問や興味が膨らんで、有意義な雑談に話が及ぶことも多々あります。
たとえば、方向転換に関しての一節を読んださいのこと。
下座(出入り口に近い側や相手からみて遠い側など)の足を動かす、下座に方向を変えて動作を行うことは、基本ではあるのですが、給仕の係りの人がお膳をさげるさい、上座に回りながら方向を変えて退出するようにと記されている箇所があります。
どの位置に相手が座し、どのようにお膳を引き出し、方向を変え、立って歩き出すのか。
様々な状況を想定しながら考えることは難しくもあり、勉強にもなります。
ただし、もっとも大切なことは素直なこころで読み解こうとする姿勢です。
お稽古中、「素直な気持ちがある人は指導内容を自然に理解してすぐに身につけることができる」ということを皆様が話されていました。

常にものごとを俯瞰して捉え、融通性を持つこと。
伝書の教えに鑑みると、現代生活とは異なる部分もありますが、教えの本質を見極め、指導を行ってまいりたいと思います。
お稽古に通ってくださる総師範の方々、素敵な時間をありがとう存じます。

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