三方

今年はクリスマス・イブが日曜日だったこともあり、この連休はクリスマスのお祝いで楽しく過ごされた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そろそろお正月の準備を始められる時期かと思いますので、今日は三方についてご紹介いたします。

三方三方は文字の通り、白木で四角形の折敷(盆)の下に、三面に穴があいている台がついています。
現在は折敷と台が離れないようにつけてある三方が増えていますが、本来は別々に離れており、このように折敷と台を重ねてあるものを対重(衝重ね)といいます。
また穴のかたちは宝珠で、これをくりがた、げんしょうなどと呼びます。

小笠原流の伝書には

一段と御尊敬の人は四方さまの対がさね 二に三方さまの対重…(中略)…五にさまなし

と記されています。
「さま」とは穴のことです。
このように、前述の衝重ねには、三方のほかに四方に穴のある四方や台に穴があいていない供饗などがあります。

三方は三宝と記すことからも縁起が良いとされ、神仏への供物台、貴人の膳でもあり、お正月飾りには欠かすことができません。
三方は単にものを置く台ではないということです。

あと数日で仕事納めの日を迎えますが、お正月飾りに用いるものにも意味があることを考えながら、お正月の準備をなさってはいかがでしょう。

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