阿弥陀如来坐像の目線から感じること

真言宗泉涌寺派総本山泉涌寺の塔頭寺院である即成院ご住職のもとへ久しぶりにご挨拶に伺いました。

阿弥陀座像寛治8年(1094)に造られたという来迎の阿弥陀如来と二十五の菩薩があり、寺伝では恵心(源信)僧都作といわれ、近年は平安時代の代表的仏師、定朝とその弟子による優品とされているそうです。
阿弥陀如来の高さは5.5メートル、二十五菩薩は像高が150センチ。
阿弥陀座像と二十五の菩薩の姿は、極楽浄土の世界を立体的に描いたもので国の重要文化財に指定されています。

IMG_1458「今年は恵心僧都一千年忌ですので、是非、天上台までお上がりください」というご住職からのありがたいおことばで、笹屋伊織女将でいらっしゃる友人の田丸さんとともに写真の高さまで上がる機会を頂戴いたしました。
ちなみに、恵心僧都とは、平安中期の天台宗の僧で浄土教思想の大成者。
ご住職は「阿弥陀如来座像の目線から日頃、お参りする高さを見ることで何かを感じていただければ…」ともいってくださいましたが、穏やかな阿弥陀座像の表情からパワーをいただきながらの景色は、暖かな空気に満たされ、視界が広がったように思います。

駆け足で過ごした一日でしたが、山内の美しい紅葉を愛でることもでき、お世話になった方々に感謝いたします。

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