友人からのぽち袋

先日、友人とあるレストランでお食事をご一緒したさいのこと。
少し前にその方のお宅で素晴らしいお料理の数々をご馳走になったことへのこころばかりの感謝のしるしに、化粧室に立った流れでお支払いを済ませました。

ぽち袋食事後に仕事が入っていたため、席に戻ってからすぐにお店をあとにすることとなりました。
お店の方に見送られ、しばらくすると、友人が「さきほどのお食事代・・・」と素敵なぽち袋をハンドバッグから出されました。
「先日のお食事会へのささやかな感謝の気持ちですので」と、ぽち袋はハンドバッグへ戻していただくようにお願いいたしましたが、様々な配慮が感じられる友人のこころ遣いと行動に深く感動を覚えました。

美しい色合いのぽち袋を携帯されていたこと。
お店の方の姿が見えなくなった頃に自然にぽち袋を出されたタイミング。
さらには、小笠原流礼法でも大切にしている三辞三譲(辞退することも譲ることも三度程度を目処に行動すること)を体現されていたこと。

秋風が吹くなか、名残惜しさにお互い、何度も手を振りながら帰路につきました。
察することの大切さを改めて教えてくれた友人にこころから感謝いたします。

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