日本人のこころとかたち

本日は新刊のご案内をいたしますことをご容赦ください。

本はじめての拙書である「小笠原流礼法入門 美しいふるまい」(淡交社)を上梓したのは、今から18年前のことです。
その間、携帯電話はスマートフォンが主流になるなど、私たちを取り囲む環境は日々、変化しています。
いつの時代も相手や周囲を慮る「こころ」に変化はありませんが、状況に応じて臨機応変に振舞うこと、すなわち「かたち」は変化が求められます。
ただし、臨機応変に行動する背景には、基本となる「かたち(作法)」を身につけることが大切。
その「かたち」を身につけるには、「かたち」の理由を「こころ」で理解することが必要です。
本文には小笠原流の古文書の教えもご紹介していますが、そのなかに

字頭を我が方へなして参らすべきなり

という一文があります。
書類を相手にものを渡すさい、書類の正面を相手へ向けて渡す。
ものの受け渡しには細かな作法がありますが、急いでいる状況下では作法を省くことがあるかもしれません。
ただし、この教えの通り、相手が目を通しやすい方向で渡す点は省くことがないでしょう。

皆様がより豊かな日々を過ごされるきっかけとして、本書を活用いただくことが叶いましたら幸甚に存じます。

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