お辞儀と手

教室、研修、講義などにおいて、お辞儀のご指導をする機会が多くあります。
お辞儀は、ことばを用いることなく、相手に対する気持ちを伝えることができる。
それだけに、頭の先から指の先まで、こころを通わせることが望ましいのです。

お辞儀と手小笠原流では、自然な動きも大切にします。
たとえば、手の動き。
姿勢を整えるさい、両手は身体の脇に自然におろします。
正しい姿勢をもとに、上体を前傾させてお辞儀を行いますが、このとき、お辞儀は深くなればなるほど、両脇にある手は身体にそって膝に近づいていきます。
したがって、両手が脇にあるまま、あるいは手を重ねてお辞儀をすることには無理があるのですが、昨今はこのようなお辞儀をする方が増えているように思います。

美しいお辞儀は、人のこころを動かすことができる。
小学生の頃だったか、知り合いの女性が美しいお辞儀をなさる姿を拝見し、感動した記憶があります。

夏休みで帰省されている方もいらっしゃるかと思いますが、近しい方と挨拶を交わす際にも、自然で美しいお辞儀をこころがけていただきたいと思います。

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