春の色

桜の開花予想、東京は3月22日頃と発表されました。
朝晩はまだ冷えますが、春の到来が近いことを感じさせます。

春の色、皆様は何色を思い浮かべられますか。
桃色、桜色、黄色などでしょうか。

小笠原流礼法の伝書には

春の素襖袴のこと。柳色に染め・・・

とあり、別の古文書には

春は草木とともにも萌え出ずるゆえに萌黄色を用いるなり

と記されています。
平安時代から使われていて萌木色とも書き、現代の黄緑と呼ばれる色に近いものです。
柳色は縦糸を萌葱色、横糸を白で織ったものですので、昔から柳色と萌黄色が春の色とされることがおわかりいただけるのではないでしょうか。

萌黄色日本人は季節の色を着物だけでなく、武具や調度品などにも用いて楽しんできました。
現代においても、季節感のある色彩を暮らしに取り入れることで生活が豊かになるのではないかと思います。

ところで、本日は春分の日。
自然をたたえ、生物をいつくしみ、先祖の成仏を願ってゆったりとした気持ちで過ごされてはいかがでしょう。

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