季節をつなぐ 小笠原伯爵邸

15日ブログ写真小小笠原伯爵邸のレストランを運営されている方から、レストラン開業15周年を記念して、四季のうつろいを織り込んだフォトブック
「季節をつなぐ 小笠原伯爵邸」が届きました。

タイトルの通り、季節によって異なる伯爵邸の印象が各ページに盛り込まれていて、大変素敵な一冊に感激いたしました。

写真にあるように、現在グランドサロンにある大テーブルは、当時、祖母や先代も日頃使用していた食堂のテーブルで館内に現存する唯一の家具。
大変印象深いものです。

15日ブログ写真大

祖母から譲り受けた写真には、このテーブルで家族が食事をしている光景がおさめられ、向かって右手前には曾祖母の姿も写っています。

館内にはレストランのほかにコーヒーや紅茶などもいただけるバーもあり、緑の美しい時期など、是非一度訪れていただきたいと思います。

日常の中にある素敵

我々の使命は日常を素敵にすることです。

素敵なことは、こころの栄養。
健やかな毎日に必要なこと。

私が感じた、ありふれた日常の中にある素敵を、皆様にお伝えいたします。

初日の出
さて、礼法を身につけることは、特別な目標を必要とはしません。
日々の生活のなかで森羅万象、素敵な方、もの、あらゆる環境と出会う。
素敵な出会いは無にすることなく
周囲や自分自身がより素敵に過ごせるようにと小さな努力や変化を積み重ねる。
それによってこころに幸せをもたらすことができるのではないでしょうか。

今年最初の素敵は、元日の日の出。
日が昇る瞬間は曇っていたのですが、少しすると雲の間から日の光が輝き始めました。

IMG_0170もう一枚の写真は、元日のお餅つきの後にいただいたおしるこ。
今日1月11日は鏡開きの日ですが、歳神様が宿った鏡餅はお雑煮、ぜんざい、おしるこにして力を頂戴し、今年一年、無病息災で過ごせるようにと願っていただきます。

新たな気持ちでブログを更新してまいりたいと存じます。
皆様におかれましては、本年もご支援ならびにお力添えのほど、何卒よろしくお願い申しあげます。

満3年を迎えて

礼法を少しでも身近に感じていただくことができたら、という思いから公式ブログを初めたのがちょうど3年前の2014年12月28日。
皆様にご覧いただき、ときにはお声を頂戴いたしますことが何よりもの励みとなり、続けてまいることができました。
こころより感謝申しあげます。

ブログの初回は「自分で自分を信じることが自信である」と記しました。
己を信じるには、自分の目標に向かって真摯な気持ちを忘れずに尽力しながら日々の生活を大切に過ごす。
しかしながら、ときには自分の判断や行動に自信を持てず、迷うこともあるかと思います。

お花小笠原流の伝書に「迷いの凡夫なれば」ということばに続いて、道理を知らなければ不運になるという教えがしるされています。
身の程にしたがって、欲や迷いがあっても、原理原則、真理、権威、法のもとでの最低限の常識を忘れずに行動すること。
ものごとの正しい筋道から外れないためには、人を羨まず、自信と素直なこころからなるゆとりを育むことが欠かせないのではないでしょうか。
この年末は私自身、今年一年間を内省し、新たなる年を清々しく迎えたいと思っております。

さて、私たちが小笠原流礼法をお伝えする使命とは何か。
それは、日常を素敵にすることと思えてなりません。
そこで2018年1月からは、これまでのブログとは角度を変えた視点から、日々、素敵と感じることを中心に記してまいりたいと存じます。
また今後は祝日および年末年始のお休みを除く平日の月曜日と木曜日の更新といたしますため、初回は1月11日となりますことを何卒ご容赦くださいませ。

読者の皆様におかれましては、引き続きお力添えをいただきたく、よろしくお願い申しあげます。
お健やかに素敵な年末年始をお過ごしくださいませ。

三方

今年はクリスマス・イブが日曜日だったこともあり、この連休はクリスマスのお祝いで楽しく過ごされた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そろそろお正月の準備を始められる時期かと思いますので、今日は三方についてご紹介いたします。

三方三方は文字の通り、白木で四角形の折敷(盆)の下に、三面に穴があいている台がついています。
現在は折敷と台が離れないようにつけてある三方が増えていますが、本来は別々に離れており、このように折敷と台を重ねてあるものを対重(衝重ね)といいます。
また穴のかたちは宝珠で、これをくりがた、げんしょうなどと呼びます。

小笠原流の伝書には

一段と御尊敬の人は四方さまの対がさね 二に三方さまの対重…(中略)…五にさまなし

と記されています。
「さま」とは穴のことです。
このように、前述の衝重ねには、三方のほかに四方に穴のある四方や台に穴があいていない供饗などがあります。

三方は三宝と記すことからも縁起が良いとされ、神仏への供物台、貴人の膳でもあり、お正月飾りには欠かすことができません。
三方は単にものを置く台ではないということです。

あと数日で仕事納めの日を迎えますが、お正月飾りに用いるものにも意味があることを考えながら、お正月の準備をなさってはいかがでしょう。

むしやしない

京都や東京在住の方々とパン屋さんのお話になりました。
京都市はパンの消費量が日本一、バターや牛乳の購入量も日本一多いという記事を以前、雑誌で読んだ記憶があります。

20171221いくつかの店名があがりましたが、私も気に入っているお店のタマゴサンドイッチに話が及ぶと
「あのお店のタマゴサンドはむしやしないにちょうどいいですね」
「たしかにむしおさえにぴったり」
という会話に対して、ある方が
「むしやしない、聞いたことがないのですが、どのような意味ですか」
と質問されました。

「お腹が空いたときに、お腹の虫が鳴く、なんていいますよね。むしやしない、むしおさえ、どちらも空腹を一時的に抑える程度の軽食のことをいうのです」
という返答に
「なるほど!先日、名古屋出張の折、むしやしないという店名のお店に入ったのですが、確かに軽食がいただけるお店でした」
とかなり話が盛り上がりました。

たったひとつのことばで、楽しい雰囲気になることがとても素敵であると感じました。
皆様はむしやしないに何を召し上がりますか。

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