初めての松山

IMG_2191講演で松山にまいりました。

昨年、遠方にもかかわらず、ある企業の社長の方が東京の事務所まで足を運んでくださり、このたびの講演が実現いたしました。

当日は社員の皆様が熱心に受講くださったので時間が短く感じられ、もっとお伝えしたいという思いを胸に終了のご挨拶をいたしました。

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翌日は、松山在住の大変お世話になっている方に、大好きな山田屋まんじゅうさんの店舗にて茶菓をご馳走になり、空港まで送っていただいて帰路につきました。

松山は、食材が豊富で温泉もあり、何より皆様のお人柄が優しく、とても素敵なところです。
次回、松山を訪れるさいには、道後温泉のお湯にも浸かってみたいと思います。

バッグのバッグ

bag1お稽古の折、門下の方から「便利なものを見つけたので是非お使いください」と、ある品物をいただきました。
袋を開けて中から品物を取り出したのですが、初めは何に用いるものなのか、全く想像がつきませんでした。

「様々な使い方ができます。まずはこれだけでバッグなのです。
さらには、お持ちのバッグが雨などで汚れてしまうと心配なときはバッグをまるごと包んでしまうこともできます」
という説明を伺いました。
お稽古終了後、オフィスに持ってきていたバッグの上から被せてみたのですが、イメージが変わり、和装にもピッタリです。
採用

京都にて、1915年から京都独自の京鹿子絞りを手がけていらっしゃる片山文三郎商店の品物ですが、技術はもちろん、現代のものと融合できるだけの応用性に富むアイデアをかたちになさっていることも素敵です。

日常や出張の折にも、活用させていただきたいと思います。

天授

講演でお話をすることはあっても、講演を聞く側になることは多くありません。
しかし過日、現代文講師として、またテレビ番組の司会などでもご活躍の林修氏のご講演を拝聴することができました。

林氏は、過去から現在に至るまで、普遍的に大切にされているお考えがあり、それは昔お読みになった司馬遼太郎の「項羽と劉邦」に記されているとのこと。
劉邦(前漢の初代皇帝)は、韓信(中国秦末から前漢初期にかけての武将)に対して
「私はどのくらいの兵を率いることができると思うか」
と尋ねたところ、韓信は
「せいぜい10万程度でしょう」
と答え、さらに韓信は
「私は多ければ多いほど」
ともいいました。そこで劉邦は、
「ならばなぜ、お前は私に捕らえられたのか」
とさらに尋ねると、韓信は
「陛下は兵に将たる能力はお持ちでないですが、将に将たる能力をお持ちです。
それは天授であり、人力ではありません」
と伝えたということです。

林先生は、この「天授」が重要で、天から授かった自分の得意とする分野に努力をすることをご自身もなさっているそうです。

天授を理解し、天授の分野を深めていく大切さを理解しながら、私自身、ときには遠回りとわかっていても、全くセンスのない分野に突然、挑みたくなることがあります(笑)

話の抑揚、話題の豊富さ、聴衆との距離感など、講師に求められる、あらゆる要素を学ぶことのできた素敵な機会に深く感謝いたします。

林氏講演

辰巳卓郎の葡萄酒浪漫

以前からお世話になっている辰巳琢郎さんが司会をなさっているテレビ番組「辰巳卓郎の葡萄酒浪漫」への出演依頼をいただき、4回分の収録のうち、すでに3回は放映が終わっています。
さらに光栄なことに、未生流笹岡のお家元 笹岡隆甫さんとご一緒の出演、ワインへの興味も深まり、充実した楽しい一日を過ごせたことに感謝しています。

ワイン笹岡さんは京都大学工学部建築学科を卒業された聡明な方で、華道について誰もがわかりやすく、お目にかかるたび、優しい口調でお話をしてくださいます。
皆様もご存じのように辰巳さんも京都大学文学部をご卒業、素晴らしい司会進行で、休憩中もお二人から様々なことを教えていただきました。

笹岡さんは、3歳で家元継承が決まっていらしたとのことですが、お年を重ねた門下の方からお聞きになったお話は、礼法でも指導している
「こころ」を「かたち」に表すこと、そのものでした。
お花は、そのまま捨てるのではない。
お花を紙に包み、感謝の気持ちを忘れないことが大切。

ものが豊かになると、必要がなくなったものへの関心が薄れて粗末に扱いがちです。
しかしお花に限らず、何に対しても最後までこころを傾け、礼を尽くすことは日々の生活のなかで欠かすことはできません。

素敵な機会をいただき、お世話になった皆様にこころより御礼申しあげます。

ガストロノミーとこれからの食文化

立春の2月4日、小笠原流礼法宗家本部新春交賀会を都内のホテルにおいて行いました。
本年も多数の門下の方々に出席いただきましたこと、心底より感謝申しあげます。

辻様さて、今年は学校法人辻料理学館 辻調理師専門学校 理事長・校長でいらっしゃる辻芳樹様をゲストにお迎えいたしました。

「ガストロノミー(美食学/美食術)とこれからの食文化」をテーマに、日本料理が世界に与えた影響などについて、ご講話を頂戴いたしました。

英語という共通語を得てフランス料理は世界中へ広がり、さらには料理技術が極められて以降、自然の美しさ、自然に対する畏敬の念までも一枚のお皿に表現されるようになったという歴史の流れは興味深くもあり、多くのことを教えていただきました。

18交賀会現代のフランス料理は決して目新しい思いつきで作られているのではない。
基本的知識や技術を習得してこそ成せる、新たなフランス料理の世界。

真の伝統主義者こそが歴史を切り開ける、というおことばは、ご講話のなかで特にこころに響きました。

和食は、日本の地形の特異性と古来より受け継がれた伝統文化によって、独自の世界を築き上げてきましたが、ガストロノミーと礼法との共通点も感じました。

辻様、素敵なご講話をありがとう存じます。

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