ゴールド交遊抄

年に3、4回、2名の友人がさらに友人知人を誘って食事会を催してくださいます。
一昨日も都内のレストランにて、7名の方々とご一緒させていただきました。

IMG_2664乾杯の後、会をまとめてくださっている友人から「今日は小笠原さんにプレゼントがあります」と、丁寧に紙で包まれた品が手渡されました。
すぐにその場で開けてみると、フレームに入ったゴールドの新聞記事が目に飛び込んできました。

何と素敵な品、翌朝からオフィスに飾らせていただいています。

この新聞記事は、昨年12月に日経新聞の交遊抄の取材を受けた友人が私に関して語ってくださったことが身に余る光栄なおことばの数々で記されています。
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食事会では、記事を書かれた記者の方も出席くださいました。
その方を含めて4名の方は初めてお目にかかったのですが、お互いの仕事の接点を見つけて話題は広がり、あっという間に時間が経過しました。
食事会後はレストランの庭園で記念撮影をし、再会を約束して帰路に就きました。

新たなご縁をつくってくださる友人たちの優しいお人柄に感謝するとともに、いただいたご縁を大切にしてまいりたいと思います。

カウンター越しに交わすことば

清潔感があり、繊細なお料理やデザートをいただくことができ、何よりクリーミーで口当たりのよいカフェオレを出してくださるカウンターのお店があります。

barそのお店の店長の方と、次のことをお話いたしました。

新しい料理店は様々な試みをなさり素晴らしい。
一方、昔から丁寧なお仕事をなさるお店は味もサービスも安心して伺うことができる。
さらに、ある鉄板焼きのお店のご主人の素敵なお人柄についてもお話を伺いました。

そのお店には、私も何度か訪れたことがあるのですが、いつでもご主人はカウンター越しに必ず優しい笑顔でお声をかけてくださいます。
ただし、ことば数は少なく共通のお知り合いの方のお名前を話題に出されることはありません。
よい意味で無駄がない、それが信頼感に繋がります。
どなたに対しても同様の接客をなさいます。
カウンター内には、ご子息や何人かのスタッフの方々も一緒に手際よくお料理を作っていらっしゃいますが、そのようなご主人のお人柄がお店全体の雰囲気やお料理に表れています。

お客様の目の前でお料理や飲み物を作ることは、すべての過程がお客様の視線に入るわけですから緊張が続くはずです。
楽しい雰囲気にしようという思いが強くなり、必要以上にことば数を多くすることに重きが置かれてしまうと相手のこころの負担になってしまうことも考えられます。
お客様のこころを察することに欠けると、お客様の居心地を悪くしてしまいかねません。

カウンター越しに交わすことばが与える影響は計り知れないと思います。
一方的なこころ遣いにならないことが大切であるなど、多くのことを学ぶひとときでした。

花の美しさ

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ある日、自宅付近を歩いていたさいのことです。写真の花々を見てふと母が立ち止まりました。
昔から、家の中に花がないのは寂しい、と花を飾らないことのない母ですが、「やはり土に生える花は素敵ね」と嬉しそうに話していました。
その後、私たちはしばらくの間、ことばを交わすことなく花を眺めていました。

フランスのお花
パリ出張の折、いくつかのホテルのロビーにおいて数々の素晴らしい花のディスプレイを拝見いたしましたが、フランスでは男性も日常の贈答のひとつとして花を購入することが多いと伺ったことがあります。
そういえば、滞在先のホテル近くに花屋さんがあったのですが、男性のお客様が花を選びながらお店の方と楽しそうに会話を弾ませている光景は印象深かったです。

また講演後、フランス人の男性の方が近くにいらして「これは僕が作ったものなのです」とガラスの容器に入った、赤色の折り紙で作成されたバラの花と苔の写真をスマートフォンで見せてくださいました。
この手作りのバラを差しあげたことで、現在お付き合いをされている女性に思いを届けることができたそうです。
「こころをかたちにのせて届けられたこと、礼法と通じますね」とお伝えすると、嬉しそうに笑顔で頷いていらっしゃいました。

花の美しい季節になりましたが、皆様は何の花がお好きですか。

都内の坂

今から20年ほど前、私が宗家を継いだ頃に聖徳大学附属女子中学校・高等学校の校長先生を務めていらした現在80歳代の方と久しぶりにお話をする機会がありました。

その方は近頃、都内の坂をお散歩なさることが多いそうです。
坂が多いのは文京区、港区、新宿区。
坂が全くないのは中央区。
たったひとつだけ坂があるのは墨田区。
都内にはいくつもの「富士見坂」と呼ばれる坂があり、それだけ昔の人は富士山を愛でることに憧れを持っていたのでしょう、とおっしゃっていました。

現在はビルが建ち並び、富士山を見ることは難しいですが、富士山が眺められるという気持ちで坂を登ることも一興ではないでしょうか。

坂また都内には「渋谷」「四谷」「市ヶ谷」「千駄ヶ谷」と「谷」を「や」と読む場所がほとんどなのだが、「茗荷谷」は「たに」と読む。そのことが興味深く、「谷」とつく場所も訪れている、と伺いました。
西日本では谷を「たに」、東日本では「や」と読むことが多いようですが、元校長先生のお話を伺っているうち、坂や地名の由来について様々なことを知りたくなりました。

まずは事務所近くにある富士見坂をゆっくり歩いてみたいと思います。

青春の色

4月9日は聖徳大学附属女子中学校・高等学校、10日は聖徳大学附属小学校の入学式に出席し、9日は式後に保護者の方々に向けて講演を行いました。

9日の入学式では、ドイツ文学を代表する文学者ヘルマン・ヘッセの「青春はうるわし」がお好きという方のご祝辞が印象的でした。
空青春の色は青。
青は憂鬱という意味もあるが、空を示す色でもある。
空は果てしなく続く可能性を表す。
中学校、高等学校の青春時代は、あらゆることにチャレンジし、それぞれの持つ可能性を引き出すチャンスがある。
このようなお話を新入生は真摯な態度で聞いていましたが、皆様の表情が素直で大変素敵に見えました。

10日の入学式では、少し大きめの制服に身を包み、照れ笑いをしながらの入場、入学式を終えてほっとした表情、何をとっても新入生の可愛らしい姿から会場内は常に優しい雰囲気が漂っていました。

新入生の皆様、ご自身の目指す道を見つけ、それに向かって努力を惜しまず、健康で平穏な学生生活を過ごされますことをこころよりお祈り申しあげます。

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